今回は、灼眼のシャナ2巻です。
2巻も面白かったです。新たなフレイムヘイズと紅世の徒のそれぞれが登場し、敵味方どっち⁈という展開と、吉田さんの恋愛模様も描かれました。
あらすじ
フリアグネとの戦闘で力不足を感じた悠二はシャナに稽古を付けて貰うのだが、それが機となり、2人の関係はギクシャクしてしまう。
御崎市にやってきたグラマラスな女性。それは、マルコシアスを擁するフレイムヘイズのマージョリー・ドーであった。"屍拾い"ラミーの討伐にやってきたマージョリーは、街の案内として、佐藤啓作と田中栄太を侍らせていた。
池速人の助けもあり、悠二をデートに誘う事に成功した吉田さんは、悠二と共に御崎アトリウム・アーチ美術館へと赴いていた。そこで2人は老紳士ラミーに出会う。
感想
2巻にしてシャナと悠二が喧嘩してしまうという展開から、仲直りまでが描かれた巻でした。原因は、悠二がシャナの気持ちを理解しないまま勝手に決めつけて、身を引いてしまったことでしたが、最終的にはお互いが必要みたいな雰囲気になったので良かったです。
逆に、吉田さんは一途でぎこちない部分も可愛いんですが、悠二がシャナを想いかけている事に気付いてしまったっぽいので、可哀想でもあります。でも、まだ諦めてなさそうですね。
2人の喧嘩に加えて2巻では、シャナと同じフレイムヘイズのマージョリーと、人を喰らう側のラミーが登場しました。ただ、ここで面白いのが、本来味方である筈のフレイムヘイズ同士で戦闘が起こり、一方のラミーを見逃すという展開だったことです。
というのも、そもそもフレイムヘイズという存在は、安定を目的に戦っている存在であり、今回のマージョリーが破壊衝動が強く、信条が異なっていたことに加え、ラミー自身は調和を乱す活動をする訳ではなく、とある目標の為に消え掛かっているトーチだけを標的とし、利害関係が生じないからでした。
そんな訳で、仲間が出来るという展開ではなく、寧ろ同類と戦う場合もあるんだなーというのが、今回の驚きポイントだったと思います。
シャナのうるさいうるさいうるさいが可愛いし、悠二が「シャナ」と呼んだ後の、シャナの「なに」のぶっきらぼうさを想像出来る感じがとても良い。
悠二には、是非今後とも強くなって欲しいですね。
今回のbest words
はい、い、いこうです (p.86 吉田一美)
あとがき
何で美人なお姉さんキャラって、酒のイメージ強いんだろうなぁ…(遠い目)。
高橋さんは結構あとがきを書くのが苦手なタイプっぽいねー笑。