心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

アクセル・ワールド22 -絶焔の太陽神- 感想

アクセル・ワールド22 2017.11

 

今回は、AW22巻です。

現実世界でのまったり回、とはならず相変わらずBBでの殺伐とした戦いでした笑。

あらすじ

無制限中立フィールドへメタトロンに呼ばれたハルユキは、その要請に応えると、そこには《四聖》の一柱アマテラスと出会う。そして、そこには《七連矮星》第3位ローズ・ミレディーの姿もあった。

七王会議にて、ショコによるリプレイカードの開示が行われた。それにより、アイボリー・タワーがブラック・バイスであり、オシラトリが加速研究会の隠れ蓑である事が周知の事実となった。しかし、その場に現れたウルフラム・サーベラスは、オラクルの魂を携え、舞台を無制限中立フィールドへと書き換えてしまうのだった!

感想

序盤はまったり、後半は激しいバトル開幕!といった感じでした。

ハルユキがメタトロンを通じてハイエスト・レベルへと到れるのと同様に、ローズもアマテラスを介してその場に現れられたというのはまず驚きでした。

加えて、ローズもオラクルと同じくサフランを親としていたという事実にもびっくりでした。昔は子を何人でも作れたらしいってのは、一夫多妻制みたいだな…なんて。

ローズがハルユキに会いに来た理由は、サフラン全損の理由を聞きに来たからであり、ローズが白の王を裏切る可能性が出て来たのは良いニュースだったかなと。ただ、白レギオンの面々がコスモスに従う理由が何かしらあるとされているので、そこが引っかかる部分です。

あとは、メタトロンの回復に当たって、楓子の楓風庵が選ばれたのは何となく予想が付きましたねー。そもそも飛行アバターが居ないBBではかなり良い立地ですし。

そして、七王会議の方はすんなりと加速研究会と白レギオンの関連性が周知のものとなりました。別に、ショコが頑張って証拠を提出しなくても良くない?と思いましたが。

バイスは特に弁明する事なく、いきなりの戦闘開始と相なった訳ですが、ここで再び無制限中立フィールド化での開戦となりました。恵の安否不明はそのままでありながら、まさかのサーベラスに能力を移植させていたとは。何でもありやな…。

結果としては、七王というか現在では五王が、バイスの拘束技+使役された太陽神インティの無限EKに嵌められる形となり、ハルユキ達がポータルから脱してケーブルを抜く事で、辛うじて連鎖は止めたものの、黒雪姫らが無制限中立フィールドにダイブ出来なくなってしまうという感じでした。

白レギオンを攻める口実は整ったものの、まずはインティをどうにかしないとという事で、次回どう解決していくか楽しみです。

今回のbest words

……頼む……今夜は、私と一緒にいてくれないか (p.272 黒雪姫)

あとがき

緑の王って何歳なんですかね…。

黄の王はニコの事好きだったのかな笑。好きな子ほどちょっかい出したくなる的な。

アクセル・ワールド21 -雪の妖精- 感想

アクセル・ワールド21 2016.12

 

今回は、AW21巻です。

白レギオンとの領土戦がちゃんと決着する回でした。若宮さんの意外な事実も判明して良かったですが、完全に白黒付くとはならず…?

あらすじ

《七星矮星》のグレイシャー・ビヒモスや、スノー・フェアリーの攻撃に苦しめられる合併軍の面々。薄桃色のアバターによって、無制限中立フィールドへと書き換えられ、アイボリー・タワーの心意技無効により、大多数のメンバーが無限PKの危機に陥ってしまう。

辛くも逃げ切ったハルユキは、ベルとリードと共に有効範囲内にあったメタトロンの本体の元へ向かう。オシラトリの追手も何とか凌ぎ、フィールド内にメタトロンを召喚することに成功するのだが、そこでまた遷移を起こされ、《地獄》ステージへと塗り替えられてしまうのだった…。

感想

白レギオンまじで戦力強すぎだろ…。プロミの面々もそんなに目立った活躍がなかったので、次々に湧いてくるほぼ初見の高ランカー+神獣級をテイムしてくるのはほぼ反則でした笑。

そんな訳で、ほとんどのネガビュ達の行動は先読みされ、封じられていて、敵にとっても予想外な要素であろうメタトロンでさえ、地獄ステージに切り替える事でほぼ無力化するという。

こう考えると、メタトロンをミッドタウンに配置しながら、強制的に遷移を行う能力者を抱えていた白レギオンの盤石さが凄い。グっさんの努力が可哀想になってくるぜ…。

で、強制的に遷移を行う能力者というのは勿論、沖縄での短編でお馴染みの若宮恵さんでした。ある意味、黒雪姫が若宮さんを見かけて異変に気付いたのが後から見れば大きかったんだなぁと思います。

若宮さんは、昔にBBから退場した経験を持っていたものの、白レギオンが目指すアバターの復活に目が眩んだ挙句に協力していたという経緯らしい。しかも、若宮さんの親が例のサフラン・ブロッサムさんという事が判明しました。

ここで立ち返ってみると、サフランを全損させたのがそもそも加速研究会な訳です。この人心掌握術みたいなものには、かなり腸が煮え繰り返るような気持ちにさせられますね…。見事っちゃあ見事なんですが。

後、大きい事実としてはアイボリー・タワー=ブラック・バイスという事が判明した事でしょう。どういう原理か分からないものの、マッチングリストに出ない理由もこれに関係するという事ですか。にしても、七王会議の白々しさと言ったら…。

結果的に、恵の誤解を解いてこちら側に付かせた事や、ベルによるバイスの神器剥奪や、ニコと黒雪姫の参戦もあって、形としては勝利となりました。これで領土はゲットになるのか?

ただ、オブザーバーとしてのコバマガ姉妹のチェックでは、加速研究会と白レギオンとの関連性の証拠を得られなかったという結果に。しかし、ショコがアイボリーがバイスに化けた瞬間を録画していたというファインプレーがあり、これが決め手となるか。

今回のbest words

しもべ、私は時間計測デバイスではありませんよ。──残り四十七分です (p.118 メタトロン)

あとがき

若宮さん(オーキッド・オラクル)は本当とんでも能力ですね…。黒雪姫の姉は誰か蘇らせたい人がいるんでしょうか。

ハルユキ達どうやってメタトロンの本体を倒したんだろう…。

アクセル・ワールド20 -白と黒の相剋- 感想

アクセル・ワールド20 2016.6

 

今回は、AW20巻です。

前半が茶番みたいな感じだったので、白レギオンとの戦闘は前哨戦といった様相でした。ここに来て若宮さんが重要人物説ある…?!

あらすじ

プロミネンスとネガ・ネビュラスによるレギオン合併会議。一波乱はありつつも、最後には全員の賛意を得る事に成功する。そして、グレウォからの領土返還も無事完了し、遂に白レギオンへの領土戦を仕掛けていく。

一方、杉並に残った黒雪姫とニコだったが、移動のバスの中で渋谷へと向かう黒雪姫の親友である若宮恵の姿を見つけ、妙な胸騒ぎを感じていた…。

感想

前半はプロミとの合併会議で、後半は《七連矮星》の1人も登場する白レギオンとの領土戦の開始!という感じでしたが、今回はあんまり言及することはないかも。

プロミとの会談では、かなりの数のバーストリンカーが一気に出て来たので覚えられるかっ!という所ですが笑、ある程度系統で分けられるのは面白いなーと思いました。これ名前考えるのもかなり大変だっただろうな…。

その中で、アイオダイン・ステライザーというイソジンアバターとハルユキが《毒消しキング》の称号を争った一幕は馬鹿っぽさがありつつも、余興としては良かったです。よくコイツレベル6まで上げて来たなとも思う。

この合併が白レギオンとの対決が終わった後も継続なのかとか不明点もありましたが、結果的には過半数ならず全員賛成となったのは凄かったです。タクムとマゼンタのポイントの担保も効いたんですかね。

領土戦の戦端が開いた訳ですが、シンプルにバトルロイヤルっぽくて面白そう。何か、AWって意外と格ゲーとは言いつつも、領土戦はバチバチしてる描写少ないからね…。多分そういうのはGGOとかに譲ってるんだろう。

さておき、薄桃色のアバターとは。若宮さんとの関係性とは?という所で、次回どういう展開になるのか楽しみです。ハルユキも初の剣の外装をレベルアップボーナスで手に入れたとは言っても、まだ戦力としては白レギオンに対抗し切れてない気もするし…。

にしても、友達という概念で喜ぶコバマガ双子可愛い。子供心で親を騙して楽しんじゃう気持ちも分からなくないですが、それでアイデンティティの消失とは悲しい。というか、高野内までが名字か。

今回のbest words

──シルバー・クロウ。オマエが今日から、加速世界の《毒消しキング》ダ────ッ‼︎ (p.86 アイオダイン)

あとがき

じゃんけんは古今東西万能な決め方だなぁ…。

リード流石に皇族だったりはしないよね…?

アクセル・ワールド19 -暗黒星雲の引力- 感想

アクセル・ワールド19 2015.10

 

今回は、AW19巻です。

謎を残したままあっさりと帝城遠征は終わり、対白レギオンへネガビュのメンバーが加速度的に増えていくという回でした。

あらすじ

帝城内で、グラファイト・エッジからこれまでの境遇やBBの原点の話を聞くハルユキと楓子。再び黒雪姫を伴ってTFLへと至る事を決意し、帝城を脱出する。

ニコとパドさんは、プロミとネガビュの合併を企て、三獣士の残り2人に思いを打ち明ける。一方、元プチ・パケの志帆子はマゼンタの勧誘に動いていた。

感想

グラフがネガビュに戻ってくれなかったのは残念だった一方で、加速研究会を打倒するためにネガビュにかなりの人数が揃ったのは凄かったです。そして、タクムの言う通り男女比がおかしい笑(ハルユキの家に10人の女性陣が集結するなど)。

帝城でのグラフの説明では、第3の心意技で無限EKを脱したとか、帝城の製作者とエネミーの配置をした人物は別だとか、システムの根幹に関わりそうな話がいくつか出ていたものの、はっきりと分かった事は少ないという感じでした。

タクムのように頭の切れる人がいれば、もう少し突っ込んだ質問とかも出来ていたのかも知れませんが、オリジネーターであるとされるグラフが情報を小出しにしている感も否めないといった様子。

あれだけ苦労して帝城に入って、やっぱり黒雪姫いないとあんまし意味ないじゃん!って気もするものの、一つの収穫としてリードも一緒に出て来たっぽいんですよね。そもそも何で帝城にいたのかとか、その後は言及が無かったものの、神器持ちのリードが戦線に加わればかなり心強いかなと思います。

そして、プロミとの合併について。これは、ある程度レッド・ライダーの件があるので内部での反発も起こりそうですが、上手くいけば一気にメンバーが増えて、オシラトリへの強力な一手になりそうです。

名前とかどうなるかも気になるのと、今後こじんまりとした描写が難しくなりそうな所もどう描かれていくか。

臨時で綸を始め、ウータンやグラブも協力してくれそうで、こっちのリアルも女だったりして…というのも楽しみですが、小田切さんの加入も嬉しい話題でした。

アボカドと共に病気持ちのようですが、ISSキットの件も彼女なりの理由があって行なった事というのが分かったのも良かったです。ミステリアスではありますが、悪い人ではなさそう。

おれ、落ちる!

そういや、生徒会選挙に出る事を決めたハルユキだけど、4人目が誰になるかも一応気にかけておかねば。それと、ハルユキママのイラスト初出?

今回のbest words

な、何のまねですかしもべ!しもべがそんな不埒な行いをしていいと思っているのですかしもべ! (p.156 メタトロン)

メタちゃんorトロンちゃん可愛い。SAOのアリスと目的が似ているなぁ。

あとがき

BBはゲームであってゲームではないらしい(どこかで聞いたセリフ)。

筆者あとがきでも出てましたが、気付けばもう20巻か!

おにぎりには、からあげなの。

アクセル・ワールド18 -黒の双剣士- 感想

アクセル・ワールド18 2015.6

 

今回は、AW18巻です。

対加速研究会と、帝城攻略という2つの目的へと歩みを進める回でした。がっつりまた女性キャラが増えた一方、グラフの謎が深まるという感じ。

あらすじ

「ネガ・ネビュラスは、白のレギオンを攻撃するために、現在グレート・ウォールの領土である渋谷第一および第二エリアの返還を申し入れる」

加速研究会への攻撃を仕掛ける為に、黒雪姫らはオシラトリ・ユニヴァースと隣接する地域を手中に収める必要があった。話し合いの末、人質としてグレウォに所属していたグラフも交えてのバトルロイヤルが始まる。

黒雪姫の卒業まで8ヶ月。海外に進学する可能性を示唆されたハルユキは、BBのもう1つのクリアの条件とされる神器TFLを得る為、楓子を頼って帝城へと向かうのだった。

感想

黒の双剣士とはグラフを指す訳ですが、技名含めてめちゃくちゃキリト意識してるなーと感じます笑。勿論人格とかは全然違うんですが、無限EK中の筈なのにしれっと帝城に現れたりと、謎多きです。タイマンで黒雪姫と互角以上に戦えるのも強い。

今回の話としては、打倒加速研究会への足掛かりとしてのグレウォとの会談と、ハルユキと楓子2人で帝城へ!といった所でした。

そしてまた巻末にはBDの短編が収録されていましたが、これまた本編に使って差し支えない重要な内容でした…。パドさんの両親が病気で亡くなって、父の名残でバイクに乗っていたり、叔母を頼ってケーキ屋を始めたりという、パドさん回。

で、その叔母が氷見さんという事で、カレンがBBの親という話に繋がってくる訳ね。それから、パドさんがネガビュではなくプロミに加入したのは、単に住んでる場所が理由だとか。通常親と同じレギオンに入るものだけれども。

本編に戻って、今回ではプチ・パケ3人が料理同好会のメンバーだったり、リアルネームが明かされたりもありました。加えて、コバマガ双子姉妹のリアルも。リアルの方もツインテールかポニーテールで判別するしかないっぽい。

とりあえず、グレウォとの会談はバトルロイヤルに縺れ込みながらも、ネガビュの勝利によって、領土返還にはなりそうです。にしても、グラフがグレウォのNo.2になってたのはびっくりでした。当時のネガビュ壊滅の際の隠れ蓑と考えると、緑の王の懐の深さを感じる所ではありますが、グラフが例のポイント循環の供給源の一つになってたのならまぁ。

因みに、バトルロイヤルでは新規の宇宙ステージが出たという事で、レイカーさんが大活躍でした。

そう言えば、ショコのリアルはチョコレートアレルギーらしい。何とも分かり易いアバター生成である。

そして、成り行きで楓子と共に帝城を目指すハルユキのシーンでは、ツンデレメタトロンさんが頼もしかったです笑。ギリギリで滑り込んだ先で再びリードと会って、リードの師匠こそグラフだと判明して続くという事で、どういう化学反応が起きるか含めて楽しみ。

あと、ハルユキが生徒会選挙への参加の意思を固めたのと、レベル6になってました。タクムとの約束の日も近いか。

今回のbest words

んなこと言ったら、あたしなんて苗字が三登で、アバターネームが《ミント・ミトン》だぞ!しかも別にミント味が好きでも嫌いでもないんだぞ!そのうえ、ミトサトミって回文なんだぞ! (p.141 三登聖実)

あとがき

ニコもそうだけども、他の王への愛着を考えると、全損させてのレベル10到達ルートを今からやるって話はほぼ考えられないので、帝城攻略でクリアして欲しい所ですね。

ただ、エネミーが強過ぎるってのも考えものだな…。そもそもBBは対人格ゲーなのだし。

アクセル・ワールド17 -星の揺りかご- 感想

アクセル・ワールド17 2014.10

 

今回は、AW17巻です。

前回でストーリーが一段落付いた事で、今回は比較的平穏な日常が多めな感じでした。平穏な中に色んな動きもあった訳ですが…。

あらすじ

ISSキット破壊後の七王会議。白々しい白の王代理アイボリー・タワーに対し、証拠不十分で加速研究会を直ちに攻め入る事は出来ないものの、全レギオンで協力して事に当たる取り決めが交わされるのだった。

一転、ハルユキの生活では、クラス委員長の生沢から生徒会への参画を勧められたり、メタトロンだけでなく、プチ・パケメンバーのネガビュ加入の話、そして、緑の王達とのレギオン間会談が開かれたりと、目紛しく動いていく。

感想

大きな出来事はなかったものの、少しずつ今後の種蒔きが行われたという感じの回でした。巻末には、これから活躍しそうな黒雪姫の師匠でもあったグラフの人となりが少し分かる話と、ハルユキがレベルアップボーナスでどれを強化するか悩む短編が収録されてました。

グラファイト・エッジさん、女性メンバーが多いネガビュの中でもお調子者の男性アバターとして、上手くやってたのが分かって少し微笑ましかったです。ただ、何か年齢以上のものを感じさせる部分もあって、不思議な人物な気もしました。

今回の内容としては、メタトロンの黒雪姫らへの紹介、ニコの進学先、プチ・パケメンバー達のネガビュ加入、生沢さんによる生徒会勧誘、渋谷でのグレウォ対談といった感じでてんこ盛りでした。

メタトロンに関しては、主人とか何とか言ってましたが、言いくるめられて(?)一応ネガビュのメンバーとして迎え入れられたっぽいです笑。虫とか言われてるの可哀想…。でも心強い。

ニコの進学先については、ハルユキ達の通う梅郷中を検討中らしい。赤と黒というレギオンの垣根はあれど、完全に友達としてリアルでの繋がりも強くなって来たなぁと思います。そして、さくらんぼ農家のハルユキの祖父母の元に夏休み行く約束をしてました。これは、居合わせた黒雪姫も参加するらしいですが…。

ショコ達は結果的にネガビュに加入しました。一気に3人。領土戦は初心者らしいものの、メンバーが増えるのは大きいですし、またペロペロの件が見られるのは面白い。また、ウータン達もちゃんと復帰してたのは良かったです。

ハルユキのクラス委員長の生沢真優の生徒会勧誘については、梅郷中の慣わしにも理由があって、一人一人役職を抜擢するのではなく、生徒会メンバーを1セットで選ぶという形式だかららしい。

生沢さんが黒雪姫に憧れて、という面もあるらしいですが、ハルユキ+タクムがどう選択するのか。いじめられっ子の大躍進という意味でも、BBへの有利さという意味でも、先輩の仕事を受け継ぐ意味でも、やる価値はありそう。

そして、グレウォとの対談がどうなっていくか。緑の第一席のアバターも気になる所です。選択の時とは。

今回のbest words

これからはぁ、シルバー・エロウと呼んであげましょぉー (p.112)

あとがき

よく考えると、紫の王とかってあんまり接点ないですね。黄の王も序盤以降はそんなに出番無しか。

渋谷ラヴィン・スクエアって現実だとどれを指すんでしょう?

アクセル・ワールド16 -白雪姫の微睡- 感想

アクセル・ワールド16 2014.2

 

今回は、AW16巻です。

ISSキット編が完結という事でしたが、現実時間では10分足らずの出来事という笑。一段落着いたとは言え、加速研究会の企みは潰えた訳ではないという感じでした。

メタトロンさん2巻連続の表紙!最早ヒロイン。

あらすじ

ISSキットに溜められた憎悪を受けて誕生した《災禍の鎧》マークⅡ(マークⅠはハルユキにも受け継がれたもの)。早々に退却したバイスとアルゴンを尻目に、凶悪な力に苦戦する面々であったが、メタトロンが力を発揮する。

メタトロンの消滅と共に、ニコの強化外装4つの内3つを取り返す事に成功するが、そこで無慈悲にもサーベラスの回線が切断され、取り逃がしてしまう。とは言え、ISSキットの脅威を拭い去る事に成功し、再び文化祭の喧騒へと身を窶すのだが…。

感想

長らく続いた戦いの末、ようやく一応の平穏を取り戻した、という形でした。そして、加速研究会の会長が予想通り白の王である事も示唆されました。黒雪姫はそれを知っていた節があったのが気になる所ではありました。

また、ニコの奪われた外装についても、1つを残すというある意味禍根を残す結果だったので、まだ今後加速研究会絡みの戦いは続きそうです。

メタトロンに関しては、一時は消滅したもののまだハルユキの意識には残っていたようなので、愛着が出て来た分一安心でした。パルテナ様というよりかは、SAOのアリスのような気高さを持ちながら、何かデレる感じが可愛いと言って良いのか分かりませんが笑、良かったです。にしても、ハルユキが全然「様」を付けて呼ばないんだよなぁ。

エネミーが意思を持つというのは、SAOの方でも取り沙汰される話題ではありましたが、重要な意味を持ちそうな感じもします。

それから、BBことブレインバーストの他に、AA(アクセルアサルト2038)、CC(コスモスコラプト2040)という今は無き世界についての示唆もありました。緑の王が前に話していた事ですが、啀み合うまたは平和過ぎるというのも、長続きしないものなんだなぁと感じました。

あとは、帝城に安置されている揺光の重要さの話も出てましたが、メタトロンも加えてこの世界の謎に迫るという展開も今後面白そうだなーとも思いました。

チユリと黒雪姫のS(セクシー)衣装を回収したのTHX!

今回のbest words

この…………無礼者‼︎ (p.275 メタトロン)

あとがき

そう言えば、マゼンタ・シザーは小田切累、ミャアことパドさんは掛居美早というリアルネームが判明しました。サッちんこと黒雪姫先輩は…。

時間大事。

アクセル・ワールド15 -終わりと始まり- 感想

アクセル・ワールド15 2013.10

 

今回は、AW15巻です。

加速研究会本部に立ち入っての戦闘という事で、物語の核心に入ってきている感があって面白かったです。"続く"は最早定番過ぎて慣れて来ました….。今回ばかりは、筆者あとがきでも逃避に走ってる笑。

エネミービーイングに表紙を取られる黒雪姫先輩でした。

あらすじ

バイスに拉致されたニコを追って、加速研究会の本部への侵入に成功したハルユキは、メタトロンの力も借りながら、バイスに立ち向かう。アルゴンを追うパドさんやチユタクも乱入するのだが、そこにサーベラスまで現れて…。

現実世界に戻ってニコのケーブルを抜く為に奔走する黒雪姫、謡、レイカー、カレン達は、脱出ポイントを覆うISSキット本体を発見する。そこには、初代赤の王の姿も?!

感想

結局今回も一区切りとはならなかった訳ですが笑、会長が出てこないままにここまで熱い展開が繰り広げられるのは凄かったです。

ニコを追うハルユキ達と、ISSキット本体と対峙する黒雪姫達といった感じで、2つの局面が同時に進んでいく形式でした。最早、綸の事を忘れてしまうレベルの白熱さ。

ハルユキ達の方では、サーベラスが再び立ち開かりましたが、遂にサーベラスⅢがお披露目となりました。その正体こそ能美征二ことダスク・テイカーでした。

サーベラスの3つの人格は、多重人格とかではなく別のアバターが入って出来上がっているらしい。ハルユキは、サーベラスⅠが好き過ぎるからポイント全損に追い込めないのが厄介…。

丁度、SAOのUWの魂の保管の話に近いのかなーと個人的には思ったんですが、どうやらBBで全損して記憶が奪われるというものの、どこかに記憶は残る仕組みらしく、それを流用したのでは、と思われます。

ニコの能力の大部分を奪った後に、ISSキット本体からの供給を得てディザスター化?して次回に続く。サーベラスを素体にするという話は出てましたが、想定より早かったものの本当にそういう展開になってしまったという事で、次回もバトル要素多めかな。ベルの時間遡行がどこまで有効かも気になる。

一方の黒雪姫達ですが、初代赤の王が登場。これも能美と同じで、魂だけ掬い取った幽霊みたいな存在のよう。これで、ISSキットのカードにエンブレムがあった理由が判明したと。

実際にレッド・ライダーは現実では普通に暮らしながら、BB内の魂だけを生き存えさせていたという事で、こんな芸当が出来るのは、勿論黒雪姫を罠に嵌めた白の王が怪しいよなぁ…。もしやコイツ会長なのでは。

ISSキット本体との戦いでは、心意中心の戦闘となっていて、謡の溜め技が強力でしたが、脱出ポータルは結局どうなったんだろう? そして、キット本体50年加速世界に居続けるアバター? こちらも次回に続く。

今回のbest words

なあ、仔猫ちゃん。あんた、考えたことある?どうして、ほとんどの生き物は、眼ェを二つしか持ってへんのか (p.66 アルゴン)

あとがき

アクセル・ワールドの挿絵、女キャラを裸にしがち。

アクセル弁当の4コマ面白い。

アクセル・ワールド14 -激光の大天使- 感想

アクセル・ワールド14 2013.6

 

今回は、AW14巻です。

ほぼずっと加速世界で、カレンの帝城からの救出とメタトロン戦と忙しいけれども、現実では数分の出来事という濃密さでした。

表紙はパドさんですかね。遂にレベル6の謎が明らかに!

あらすじ

ISSキットに苦しむ綸を救う為、ネガビュの面々にニコやパドさんを加えて、まずはアクア・カレントの救出作戦を開始する。セイリュウの激しい攻撃から辛くも逃げつつ、想定外の2つ目のレベルドレインも、身を挺したパドさんの活躍により成功を収める。

イカーの家である楓風庵で休んだ後、ISSキット本部を目指しミッドタウンを訪れると、そこにはアボカドの他、マゼンタやISSキットに呑まれたアバター達が待ち受けていた。

感想

今回は、単純にカレン救出とメタトロン戦という2つでした。まぁ、また次回に続くという展開になるのですが…。

帝城のセイリュウ戦では、やはりかなりの強さで、シリーズも14巻まで来たものの、四神を倒すなんて展開が本当に来るの?というレベルでした。ただ、今回はカレンの救出が目的なので、真っ向から戦う必要はないのですが。

それでも、辛くも逃げ切ったという表現が正しかったと思います。まぁ、ポイントを吸われたパドさんがチユリのシトロン・コールで元に戻ったのは強過ぎですね笑。

で、ここでようやく伏線の回収と相なったのが、何故パドさんがレベルを上げないのかという理由が、カレンを救う際にレベルドレインされても耐え切れる量のポイントを温存しておく為だったという事。

しかも、パドさんの親がカレンだというのもサラッと明かされましたが、リアルの接点が分からない分びっくりでした。カレンを救出し、ベルにポイントを戻してもらった結果、レベル8まで到達してたので、どんだけ貯めてたんだ!という。

因みに、GGOではステ振りで悲劇を生んだりしてましたが、上手くレベルドレインを受けて仕舞えばやり直せるという話もあるらしい。でも、ポイント貯め大変そうなのでオススメは出来んよな…。

次にメタトロン戦ですが、その前にマゼンタの待ち伏せがありました。これが出来た理由は、アボカド・アボイダの体内にいると時間を感じなくなるから、らしい。アボカド自体はかなり待ちぼうけてたんだろうな…笑。

まぁ、何やかんやメタトロンが乱入してきて共闘することになって、メタトロンを操る王冠部分を破壊した事で、第一段階は突破する事に成功するも、そこでアルゴンの攻撃が入り、ニコがバイスに連れ去られる!という所で引きでした。

元々、バイスはニコをこの場に誘き寄せるのが目的だった節があって、その理由は気になります。また、前にハルユキがニコを守る!と言った側からこういう展開になって、熱いですねぇ。にしても、結局アルゴンに襲撃バレてる笑。

メタトロンは気まぐれなようで、今度はハルユキに力を分け与えてくれるっぽい。遂に本部へと足を踏み入れそうで、次回が楽しみです。

金持ちのバーストリンカー普通にいそうだけど…。

今回のbest words

……過去があるからこそ、今がある…… (p.177 カレン)

あとがき

レベル7でまた戦おうぜ!のハルユキとパイルだけれども、何か嫌な予感しますね…。タクムの成長や見せ場があまりないというか…。

楓風庵の食料が知らぬ間に減ってた話は何かの伏線なの?

アクセル・ワールド13 -水際の号火- 感想

アクセル・ワールド13 2013.2

 

今回は、AW13巻です。

次回に続くは恒例になりつつありますが、面白かったので良かったです。ニコも天使モードになったりならなかったりと良いキャラしてますが、黒雪姫以外で初の表紙に抜擢となりました!

口絵がS(セクシー)。

あらすじ

アクア・カレントの乱入とハルユキの光学誘導により、事なきを得たバトルロイヤルの後、ハルユキの記憶を戻させ、カレンは黒雪姫にレギオンへの復帰を告げる。カレンは加速研究会がISSキットを使って、もう一度災禍の鎧復活を狙っているのではと危惧する。

黒雪姫に似た姿のアバターが赤の王を襲ったとして、プロミの3人が攻めかかって来た領土戦を経て、ハルユキらは文化祭を迎えていた。招待したニコやパドさん、綸が立ち寄る中、綸の体調が悪くなり…。

感想

今回の話は、アクア・カレントの復帰、プロミネンスとの領土戦、梅郷中学校文化祭が中心でした。

アクア・カレントこと氷見あきらさんが、正式にネガ・ネビュラスへの復帰を果たしたのは大きかったですね。あと1人グラファイトさんの今後の登場に期待がかかる。

そのカレンですが、なぜレベル1で帝城での無限EKになっているかと言えば、セイリュウによるレベルドレインのせいらしい。最終的な作戦でレベル4に上げる事となってアイデンティティがなくなってしまった訳ですが、パドさんがレベル6止めなのもカレンに関係しているらしく、そこは次回明かされるかな?

赤の3人との領土戦ですが、ここで出て来たアバターもコンテストで選ばれた設定だったらしい。楓子に加えて、元レベル7のカレンが戻って来た事で黒レギオンも強くなったなぁと感じられる戦いぶりでした。まぁ、BBは恐らく同じ性能のアバターっていないから、経験が物をいう部分が大きそう。

勿論、黒雪姫の冤罪な筈なんですが、ニコが情報圧を感じなかったと言っていたのにも少し気掛かりがありました。前に黒雪姫に擬態していたのはブラック・バイスでしたが…。

そして、文化祭ではハルユキが女性陣を引き連れて回るという凄い構図でした笑。チユタクはそれぞれ部活のクレープ屋やらコスプレ演舞があったので。

直接的な襲撃はなかったものの、ローラーがISSキットに侵されている事が判明したことで、綸が体調を崩すという展開でした。その寄生がバイクだった事で事態が複雑になっているようで。

済し崩し的に、ISSキット本部を目指す→メタトロン攻略→その前にカレンを帝城から脱出させる!という流れになりそうです。あれ、まさかの七王会議前に自分たちだけでメタトロン戦行っちゃうの??

今回のbest words

そうです!クロウさんが好きなのは、胸じゃなくて脚なのです‼︎ (p.130 謡)

あとがき

ラストのトレーラーを作っちゃうニコ便利屋じゃん笑。緋色に悩む必要なんてないんや…。