心和のラノベ感想

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灼眼のシャナ 感想

灼眼のシャナ 2002.11

 

今回は、灼眼のシャナです。

高橋弥七郎さんの新シリーズであり、20巻以上続く人気作品となり、先日最新刊が出るとの情報があった今ホットな作品ということで、読んでいきます。

アニメも観たことがなく完全に初見でしたが、日常+日常を離れた敵とのバトルの話でした。強情&ツンデレヒロインといとうのいぢさんの絵がマッチしてて、物語としても面白さを感じました。

あらすじ

平凡な高校1年生の坂井悠二。その平穏な日常は、いきなり現れた視界を覆う陽炎や異形によって崩壊する。しかし、ミステスと呼ばれる特異な体質だと判明する悠二は、フレイムヘイズの少女に助けられる。

怪物に喰われ胸に灯を持つトーチとなった人間は、徐々に存在を希薄化していき消滅してしまうという。悠二もその存在となってしまったが、フレイムヘイズの少女は依然標的である悠二の護衛として、悠二の周りに居着くように。

感想

A/Bエクストリームに全然ハマらなかったことで、新シリーズにも危惧をしていましたが、読んでみると、面白くて良かったです。タイトルも良いですが、まずはシャナの魅力ですね。ちっこいけど、当たり強めで傲慢な所がある一方で、メロンパン始め甘い物好きで、終盤では嫉妬みたいな部分も見せてくれました(ラッキースケベも!)。

こう考えると魅力的なヒロインというのは、ラノベにおいて必要不可欠なんだなーと感じる所です。名前については、シャナの持っていた"贄殿遮那"という大太刀から悠二が名付けたってのがまた良い。そして、序盤はほぼおまえ呼ばわりだったのが、後半に悠二と呼ぶのが…良き。

前作と打って変わって、学校を舞台にしたのも身近に感じられて良かったと思います。また、シャナの傲慢さvs教師の風景なんかも面白かったです。それと、悠二が巻き込まれて無知の状態なので、シャナから事情を聞きながら世界観を理解していく展開も、読者としては入り込みやすかったと思います。

まぁ、まだ1巻なので宝具とか分からない部分もありますが、封絶とかトーチ等は理解出来ました。フレイムヘイズ周りは、次回以降出てくるのではと思いますが、何となく雰囲気はまどマギ魔法少女みたいなもんかも笑。シャナもアラストールと契約してたりするし。

シャナとのファーストコンタクトの後、翌日の学校のクラスにシャナが当たり前のようにいたシーンが強過ぎでした笑。

今回のbest words

メロンパンってのは、網目の焼型が付いているからこそのメロンなの!本物のメロン味なんて、ナンセンスである以上に、邪道だわ! (p.174 シャナ)

あとがき

悠二がもつ『零時迷子』という能力は気になります。副次的にトーチが薄れても死なない?

今後のストーリー的には、今回のフリアグネみたいな敵と戦っていく感じですかね?目的が分かりやすいのは良き。吉田さんの恋の行方もどうなるか。