今回は、キノの旅7巻です。
ウィザーズ・ブレインやブギーポップを読んでて後回しになってましたが、キノの旅の読みを再開です。エピローグが長くて、キノのルーツっぽい話でしたがまだ謎多き。
感想
〜迷惑な国〜
キャタピラで国自体が移動する国の話。ずっと動き続けていて、生涯で同じ所を通る事はないということで、飽きる事なく楽しそうだなーとも思う。
一方で、踏み荒らされる側にしてはこれ以上迷惑な話はない。ただ、城壁を一直線に敷く国は国で悪い部分もあると。
〜ある愛の国〜
ハンサムな男と師匠が、外に愛する存在がいるというとある国王の逃亡を手助けする話。恋の相手が羊だなんて、そんな訳が…笑。
〜川原にて〜
シズと陸がバギーのルーツを知る話。鹵獲品だけど、シズと同じく死ぬべきところで死ねなかった奴だと分かる。似たもの同士?
〜冬の話〜
安楽死が出来ない国で、キノが手を下す仕事をする話。人を殺して感謝されるというのも何とも言えませんが、安楽死は個人の自由で良い気もします。
この話は、外から来た医者の治療で国内の患者を治せてしまったってオチなのかな?
〜森の中のお茶会の話〜
ハンサムな男と師匠が通りがかりのお宅にお邪魔する話。実は、来訪者を殺しその素材を以って色んな家具等を作る狂人の家だったものの、難なく回避。恐ろしい…。
〜嘘つき達の国〜
国の近くに彼女を待つ男と家政婦が暮らしている話。全て嘘らしくどれが本当か分からなくなる。結局、2人仲良く暮らしてるってこと?
恋人がいる男がいて、その男は警官でクーデターの中で殺した王女がその恋人だと分かって、国外れで隠居し、国は英雄の男に家政婦を付けた。実は、家政婦が男の恋人であり、殺されたのは影武者だったと女の方だけ知っている。と思いきや、男もそれを知りながら恋人を探す振りをしている。何のこっちゃ。
〜何かをするために〜
キノが師匠と暮らしながら、自身の名前となったキノという人物のいた国に行く話。前にも、キノは成り代わったみたいな話があった気がしますが、何とも。元キノの母に襲われて正当防衛を経て、髪が短くなったらしい。
今回のbest words
安全な国の中で生きるのなら、人と協調し時には妥協することを躊躇ってはいけないように、危険な世界で生き残りたかったら、人を撃つことを躊躇ってはいけません (p.172 師匠)
あとがき
筆者あとがきは、まさかの口絵でカラー笑。文字だけなんだけど。
今回のキノは3日滞在ルール適応外?