心和のラノベ感想

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灼眼のシャナⅩⅦ 感想

灼眼のシャナⅩⅦ 2008.11

 

今回は、灼眼のシャナ17巻です。

[仮面舞踏会]とフレイムヘイズ軍の戦争秒読みという感じの回でした。盟主のやろうとしている事も明かされてきたのは良かったです。

あらすじ

天罰を下す破壊神であるアラストールは、"祭礼の蛇"と同格の存在であることから、幽閉されたシャナ。一方、"ミステス"と己が仮想意思総体を融合させる形で現れた"祭礼の蛇"。盟主は『久遠の陥穽』から神体を取り戻す事を目的としていた。

東京の外界宿を目指していた佐藤は、到着するや否や監禁されてしまう。それを助けたのは、"糜砕の裂眥"バラルのフレイムヘイズ『輝爍の撒き手』レベッカ・リードであった。

感想

複雑になって参りましたが、"祭礼の蛇"の目的としては、自身を完全体として顕現させるってことになるのかな。その先はよく分からないけれど。

現状としては、本来の意図とは異なって、悠二の意思も盟主の意思も混在した状況にあると。全然悠二の意思が反抗したりしないのが変な感じもしますが、何か機会を伺っているのか。

因みに、盟主の仮の姿を呼び寄せるのには、『零時迷子』と『大命詩篇』が必要だったということなんですかね。ベルペオルがサブラクに命じて、『大命詩編』を打ち込ませて、そもそもの技術は教授頼りだったと。

あとは、[仮面舞踏会]の組織の大きさも開示されていて、フレイムヘイズ軍これ勝てるの…?って感じでした。『大地の四神』なんてのも控えてるみたいですが…。

佐藤が監禁された件については、うーん、味方なんだけどヴィルヘルミナが独断専攻しようとしてるから警戒してみたいな理由なんだろうか。最終的には、レベッカカムシンヴィルヘルミナの側に付いたので、ゾフィーらとは別にシャナ奪還に動くということになるか。

因みに、マージョリーの件も何かあやふやなんだけど、悠二との戦いの中で、復讐の標的である銀が自身だという事が判明? それで塞ぎ込んでいるって話なのか、ちょっと理解が追いついてない。でも、佐藤にとってはチャンスかも。

それから、ラミーこと"螺旋の風琴"リャナンシーも登場。悠二の協力者になっているらしいが…。

どっちの陣営もキャラがますます増えて、ストーリーがブレブレになっている気もしますが、魚の造形のデカラビアは確かに笑える…。

今回のbest words

そう──自分が何者でも関係ない。やることを、やる (p.177 悠二)

あとがき

力を奪われているシャナが、ヘカテーとの会話で窮地を脱したのは良かったです。

にしても、展開がよく分からなくなってきたな…。