心和のラノベ感想

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灼眼のシャナⅨ 感想

灼眼のシャナⅨ 2005.2

 

今回は、灼眼のシャナ9巻です。

ヴィルヘルミナが今回の敵みたいな立ち位置。あとは、悠二の父登場や吉田さんが悠二をデートに誘ったり。まぁ、1番は悠二が戦闘に加わったことでの心境の変化かなー。

あらすじ

ヴィルヘルミナの襲来。シャナは元養育係のフレイムヘイズに会えた事で嬉しい反面、『零時迷子』の転移を目論む姿勢には反対。ヴィルヘルミナは千草とアラストールと面談するも、悠二への魔の手を緩める事はなかった。

家族の心配から帰って来た悠二の父貫太郎。そして、吉田は悠二を大戸ファンシーパークへと誘うのだった。

感想

ヴィルヘルミナが大分しつこかったなーという感じでした。原因がまだ曖昧で分からない部分もありましたが、シャナが恋愛脳になっているのを直す、というよりかは『零時迷子』絡みで悠二を執拗に襲った模様。

元々ヴィルヘルミナは"壊刃"サブラクを追っていて、敗北した所をサブラクの標的だった『約束の二人』に救われたらしい。"彩飄"フィレスと『永遠の恋人』ヨーハン。このヨーハンが危機に際して『零時迷子』に封じられて転移させられたという。

ただ、転移の時にサブラクの何らかの術が施されパンドラの箱状態らしい。とまぁ、少し事情は分かったものの、ヴィルヘルミナの行動理由がもう一つ分からないという感じでした。とりあえず、シャナはヴィルヘルミナの想像以上に成長していたって事で良き?

それから、悠二の父の登場にはびっくりしました。海外赴任をしていたということですが、そういやこの設定上条とかと同じか笑。で、千草を含めて悠二の両親は外見的に若いだけでなく、めっちゃ有能な感じですね。

貫太郎は大食いのようで、それはさておき遊園地の要所に入っていく権力なんかも見せていたりと、底が知らない感じがありました。千草も、アラストールに続いてヴィルヘルミナを会話で圧倒する様もあって、只者ではない。

あと、坂井家の前で、誘う予行練習をする吉田さんは可愛かった。貫太郎のイタズラで気絶したことで、悠二の部屋に入るという望外のことも。挿絵のドキドキは面白い。ま、シャナはよく入って来ているし、それを吉田さんは知らない…。

千草が言っていた今好きかどうかって良い言葉だなぁと思っていて、トーチだとしても悠二を好きでいる吉田さんがまた良いですね。悠二の近くにいたほうが襲撃に対応しやすいと、ファンシーパークに行くシャナもまた良いですが(千草と貫太郎のデートも兼ねて)。

結局、ヴィルヘルミナとの戦闘で悠二が『吸血鬼』を使用しての勝利となりましたが、その影響もあって、悠二自身もシャナを守れるようにと思うようになったのは進歩でした。窮地の頭脳だけでなく、戦闘でも今後役に立てるのか。にしても、『吸血鬼』って書くと全然武器に見えないな…。

今回のbest words

ヴィルヘルミナなんか、大嫌い‼︎ (p.150 シャナ)

あとがき

ベルペオルはペルペオルに非ず。

灼眼のシャナを読んだ事で、いとうのいぢさんの画集が欲しくなってきた…。