心和のラノベ感想

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灼眼のシャナSⅡ 感想

灼眼のシャナSⅡ 2008.6

 

今回は、灼眼のシャナS2巻です。

短編が3つ。確かにヴィルヘルミナ率が高かったです笑。サブタイのワードセンスが独特。

感想

〜ドミサイル〜

ドミサイルというのは、ミサイルとは全く関係なくて笑、居住の意思をもって定住している場所という風に調べたら書いてあったけど、日本語の意味もあんまり分かりませんね…。シャナにとっての『天道宮』を指すのかヴィルヘルミナにとっての『天道宮』を指すのか、はたまた御崎市を指すのか。

話としては、帰りが遅かったりコソコソしているシャナを気にしたヴィルヘルミナが、悠二と共に探りを入れて、最終的には吉田さんがパーティのお礼がしたいという一言から始まった、ヴィルヘルミナへのサプライズパーティだったという事が分かる的な。

ヴィルヘルミナの言う『大切な日』というのが、シャナが『天道宮』に来た日というのがいじらしかったですねー。パンネンクックという料理は文字で想像するに、ピザっぽい食べ物な感じか。

〜ヤーニング〜

ヤーニングというのは、憧れや切なる思いのことらしい。

話としては、ヴィルヘルミナが『約束の二人』に助けられた辺りのあれやこれ。2人を疑っていたけれど、実際は2人が2人でいられる事を楽しんでいるだけの取り越し苦労だと分かるといったニュアンス。

うーん、飛び抜けた情報とか面白さは無かったかなぁ…。どうせなら、フィレスとヨーハンの馴れ初めとかそっちの方が気になるんですけどね。というか、これだけ種別を超えた愛を見せつけられながら、シャナと悠二の行く末を邪魔したくなるかなぁという気もする。親の目線と言ったらそうなのかも知れないけど。

『大人君子号』と『温柔敦厚号』というバスを運行する運び屋[百鬼夜行]に、"深隠の柎"ギュウキ、"坤典の隧"ゼミナ、"輿隷の御者"パラという徒らも出て来ましたが、徒に徒を増やさないで欲しい気もするな…。何か神出鬼没というか逃げるのが上手い徒達らしい。

というか、普通に日本以外でもこの世界観通用するんやなって今更か。

〜ゾートロープ〜

ゾートロープは回転のぞき絵のことらしい。走馬灯みたいな?

話としては、『天道宮』から出た後の超世間知らずなシャナを、ゾフィーが躾けていく感じ。アラストールが怒られるパターン笑。

漫画が何個か挿入されていて、ラノベサイズで読む漫画の新鮮さですねー。でも、圧倒的に活字よりも読みやすいんだよなぁ。シャナのアホ毛が可愛い。

ゾフィーの訓練が無ければ、悠二を前にして裸になってもシャナは羞恥を感じていなかった可能性がある…?!

今回のbest words

箱入りも、少々度を越しているのではありませんかな、"天壌の劫火"? (p.213 タケミカヅチ)

あとがき

巻末には恒例の狩人のフリアグネティアマトーヴィルヘルミナに契約の説明をどうやってしたかというと、一気呵成。

台湾にもシャナのファンがいるって凄い。