心和のラノベ感想

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多摩湖さんと黄鶏くん 感想

多摩湖さんと黄鶏くん 2010.7

 

今回は、多摩湖さんと黄鶏くんです。

雰囲気としては、二番目彼女の恋愛ゲームを見ている感じでしたが、黄鶏くんがどんどん変質者になっていく狂気さが面白かったです。基本、黄鶏くんの奇行が目立つものの、ゲームを仕掛けるのは多摩湖さんだし、卵が先か鶏が先か、なんでしょうねぇ。

何も下地がない2人で読み始めは不安だったものの、ゲームを通して2人の為人が分かっていくので、そこは気にならなかったかなと思います。とりあえず、高2の黄鶏くんと2回留年して高1の多摩湖さんカップルが、カードゲームに託つけて自作ゲームをしてイチャイチャする話です笑。みーまーよりは健全(心象的に)。

感想

多摩湖さんと脱衣ポーカー〜

軽いジャブという感じで、過激さも面白さも控えめだったかなーと思います。内容は、タイトルのまま、野球拳のような形でポーカーをするというもの。

多摩湖さんが咲の松実宥みたいな着膨れしての対戦となった為、黄鶏くんが絶対不利な状況でスタート。ブラジャーを賭けたりと攻めの姿勢もありつつ、結局は自分の秘密を賭ける方向となって、暴露大会の様相を呈してました。

カップルというか、変態カップルにとっては、相手への愛故に過激な秘密があり過ぎて、常人だったら引いてる。でも、当事者達だったらこっちだってそんなのやってるもん!ってなる笑。

やっぱし入間さん匂いフェチなのでは…。

多摩湖さんとキスババ抜き〜

この辺りで雰囲気に慣れてきて面白くなってきたと感じました。内容は、2人でババ抜きをするだけなんだけど、プラスアルファで特定の数字をババとして、その数字を体の部位と見立てて、ゲームに負けた方が勝者のその部位にキス(舐め)をする、というもの。

これ、黄鶏くんも途中で気付くんですが、ほっぺだったらキスされたいし、脇だったらしたい!というように、部位によっては敢えて負ける必要もあるというのが肝でした(いや脇にキスしたいかなぁ、まぁ恋人なら何でもアリか…)。

そんな訳で、かなり官能的な雰囲気になっていく展開で良かったです。眼というのが中々想像も付かない所で、これは恐怖の方が勝るような…。しかも両目w

というか、これ唇同士でやる為っていう建前だけれども、よりテクニカルよね笑。

多摩湖さんと歳並べ〜

これは、用意した1〜12才のお互いの写真を七並べのようにヒント無しで並べ合うゲームでした。曰く観察力を磨く為。

そんなに盛り上がらないと思いきや、結構2人は幼少の姿を見て興奮してました。まぁ、お互いの卒アルとか成長アルバムを見合ってる気分と似てるか。もっと早く出会えてたらーとか。

黄鶏くんの多摩湖さんの胸の成長を頼りに当てていく感じは、犯罪スレスレだぜ。これからは2人の写真を増やしていこうとのことで、お後がよろしい。

〜たまこいこい〜

花札のルールを覚えてないから微妙。なんだけれど、花札チックに王様ゲームのように命令するカードを集めるゲームなので、そこはまぁ。

毎回ゲームを考えてきて、徹夜してくる多摩湖さん考えてみると可愛い。ゲーム終盤の会話の乱れ撃ちがこの作品の魅力かなー。

今回のbest words

あーちょっと待ちなさい。まだ左目が残ってるゼ (p.103 多摩湖さん)

あとがき

多摩湖さん達は電波女と青春男の時間軸と同列だったので、こんな所で真のホームランの影響が出てたりするんですね笑。まぁ、E.R.Oの時に人知れず妨害してたのでお合い子か。

相変わらず意味分からないあとがき小説もありました。これも宗教絡み?