心和のラノベ感想

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん9 始まりの未来は終わり 感想

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん9 2010.1

 

今回は、みーまー9巻です。

みーくんに騙り部が戻って来て、前回ラストの唐突の長瀬透の死亡から始まりましたが、うーん、相変わらず面白くないし進展しないし…。次回への布石としての回でした。

あらすじ

長瀬透が殺された。それも残虐な形で。

みーくんの元へ掛かってきた犯人からの電話。父を慕っていた者らしい。そして、今後もみーくんの周りの人間を殺していくと告げる。

まーちゃんが拉致され、みーくんは行き場を失う。ただでさえ、透の件も清算できていないのに。みーくんに手を差し伸べるは、同類の大江湯女で…。

感想

何も始まってないし、何も終わってない。強いて言えば、めそめそしてたみーくんが、これまで付き合って来た人達と交流をして、最後に鏡のような湯女との会話を通じて、反撃の意思を示し始めたという話でした。

ちょこっとだけ、じわじわと透との過去を思い出したり、悲しみを意識していく展開があって良かったものの、物足りなさはありました。

まぁ、にもうとと一緒に暮らそうと言い出したり、恋日先生に求婚したりと、みーくんが心細さや寂寞さを感じていたのは確かでしょうね。

ただ、犯人が誰なのか、透の後に殺されたのは誰なのかとか、そういう部分が全然明らかにされないばかりか、全体的にふわふわし過ぎていたので、方向性とか目的とかがやんわりで、勿論、心情を読み取れるべくもないので、やはり楽しめてないなーという感想。

狂気具合も、やるんならもっととことんやって欲しいところ。

今回のbest words

ザコンじゃない、一文字違う。ぼくはマユコンだ (p.194 みーくん)

あとがき

次回で完結らしいとか脈絡なさ過ぎる…。この作品で何がしたかったのか明確になると良いのですが。というか、となると11巻はどういう位置付け?

あとがき小説は、何かクーポン券作るバイトの話?