今回は、ウィザブレ9巻です。
中巻ですけど、足の小指に落としたら痛い物は痛い笑。
物語の進行具合はゆったりな感じで、キャラ間のやり取りの方が重視されてたかなーと思います。これどのタイミングでアニルがマザーコア候補だと明かすかが重要そうですね。
あらすじ
マザーシステム推進派のアニルは、二日制の中央招集会議を催しシティの蒼氓に対し、シティがどのように運営されているかを開示し、蒸民を誘導せんとしていた。それを面白く思わない反対派及び賢人会議の真昼は、テロリストの侵入を喧伝し、初日の議会を有耶無耶にする。
ディーに錬、戦いに巻き込まれるフィアやクレアにセラ、イルとサクラに、ヘイズと月夜。セラはディーの事でクレアと話す機会が生まれる一方、騒乱の中で月夜は真昼に目的を鞠訊するのだが…。
感想
結構ごちゃごちゃしてきたなーという印象でした。誰が味方で誰が敵で、どういう意図で動いているのかが少し分かりづらかったです。
大事な点は、アニルは自身が病気で後先長くない+コアの候補者でありながら、それを隠匿し錬に接する所と、賢人会議の参謀の地位に収まりながら、サクラのシティの殲滅とは異なり、世界を変えると宣った真昼、それとクレアの件ですかね。
フィアがここに来て、シティ・神戸で1000万人の命と引き換えに生き残ったことを再び懊悩していて、錬自身もアニルに言わせると、覚悟が足りない状態らしく。正義とか悪とかを超越して、選択する強さというか。
真昼の行動については、まだ分からないままでした。月夜ですら掴み倦ねていましたし。ルジュナ(アニルの妹)も裏がありそうで怖いし。
クレアはディーとは会えていないものの、セラとお話をして、この子なら任せられる的な吹っ切れた感もあったのは良かったと思います。ま、最後ディーとはまた会って和解して欲しいですが、ひとまずヘイズにとってのファンメイの代わりの相棒になる??
今回のbest words
ーだから、僕は、ここから世界を変えるよ (p.225 真昼)
↑気付いたら、帯と同じセリフ
あとがき
真昼の思考力、ハッキング力凄過ぎですね。世界の真実も含めてまずは次回どう纏まっていくのか楽しみです。
そういや、ディーくん森羅の後遺症大丈夫なんすか…。それと、イルはサクラとの共闘もあって良かったけど、今回の件イルが介入してくる理由があんまし納得いかないなぁ。