今回は、スパイ教室2巻です。
変装のスペシャリスト《愛娘》のグレーテが主役の回でした。序盤の伏線と、後半のどんでん返しの連続がとても良かったなという印象でした。
あらすじ
今回挑む不可能任務は、「屍」というターゲットの暗殺。この任務には『灯』から4人のメンバーを選抜して行うという。
そして、任務地に赴いたリリィ、グレーテ、ジビア、サラは護衛人の屋敷でメイドとして仕え、情報収集に勤しんでいく。
感想
面白かったです。そして、それ以上に関心したと言いますか。1巻以上に、度肝を抜かれて読後感が凄くすっきりしました。
1本取られたな…と思った展開から、さらに1つ2つ驚きがあったので、この巻でようやくスパイ教室という作品が好きになったなと感じました。
序盤のグレーテのあられも無い姿の挿絵が後半に意味を持ってくるとは…、やられました。後から見返すとなるほどなという。
そもそもが、選ばれた4人のメンバーが実は表裏一体だったというのも面白かったですね。
意外と、ジビアが目立っていた巻でもあるんですが、やっぱりグレーテの回でした。今回で、スポットの当たった4人については、結構プロフィールが理解できたので、そこも良かったです。
ウーヴェ氏は意外と良い人そうで、これも安心しました。医者の不養生って感じですね…。
《愛娘》という名称にも納得で、今回の展開にとてもマッチしたネーミングで秀逸でした!
あとがき
次回、今巻で暗躍していた4人の方でドタバタがありそうですね。こっちの4人の特徴も出てくると良いなぁと思います。
正直なところ、現段階でまだどのキャラがどういう性格でどの特技を有しているか判断ついていないので…。
2022.4.9