今回は、電波女と青春男3巻です。
夏休みに入って、丹羽真の青春ポイントが鰻上りな一方で、新たな電波女の登場という回でした。リュウシさん可愛すぎるぅ。
あらすじ
夏休みが始まる。真はリュウシさんの部活の応援に行く約束をし、前川さんには早朝野球に誘われ、エリオとの天体観測に付き合う。
夏祭りに向けて野球に取り組む一方、着実に上昇していく青春ポイント。しかし、そこに現れたるは宇宙服を纏った怪しげな生物で…。
感想
今回も面白かったです。女々さんが一番進展してるのがアレな所ではありますが、ヒロイン達がみんな可愛くて、ラブコメしてて良かった。真は良い夏休みを送ってる。
最推しはリュウシさんだけれども、何もない日中に前川さん家に行ってマリカしてたシーンが結構印象深かったですねー。これはまた後ほど言及します。
まずリュウシさんですが、携帯の番号とメアドを交換して、そのやり取りが全て初々しさがあって好き。良い感じにテンパっちゃってる所とかも。ベタだけれども、寝る前に電話して「起きてる?」とか、声聞きたくてみたいなのは、もう脈アリアリじゃん。エリオへの嫉妬なんかもグッド。
リュウシさんは、弱小のバスケ部のそのまた補欠の立ち位置であり、その応援に真が行く話も良かったです。特に、ヤシロに唆されて大声で真が応援した事でリュウシさんが奮起するシーンが好きだけれど、まぁこれは誰でも超能力が使えるという例え話でもあって、そういう面でも印象的でした。
あとは、リュウシさんとは夏祭りにも一緒に行ってて、りんご飴を食べる顔をまじまじ見るシーンなんかは好きでした。一応、リュウシさんを過去に振ったという中島君が出て来たりもありましたが、リュウシさんは今の方が輝いてそう。
前川さんについては、朝の草野球への参加と、手料理が振る舞われるというサービス付きでした。前川さんの実家は居酒屋というのもあり。
あんまり進展した雰囲気はなかったものの、先述の外食に出かけようとした真を家に呼んで、マ◯オカートをしたりした場面は、真は特に何かを感じた様子はありませんでしたが、読者からしたら前川さんがヒロインレースへの参加を表明していたように感じました。異性と会うってそれだけで、意味のある1日になってしまうもので。
そして、満を辞して登場の星宮社。あだしまのヤシロとは似て非なる者?この宇宙服の軒下娘は、本当に超能力を持っているのではと思わせる片鱗をいくつも残していきました。
プールでの水のかける量だとか、真の目の前で隕石を落とすetc…。回避させる為というのは穿ち過ぎな気もしますが、真のHRの打球はヤシロが細工したのではとも思えてきます。奇跡と宇宙的な神秘は紙一重?
という訳で、真は野球がダメダメだったものの、本当に大事な場面でホームランを放つという、完璧な主人公像でありました。その結果の女々さんのほっぺチュー。
因みに、エリオはエリオでイトコの名前を呼ぼうとしたり、夜は庭先でよく天体観測したりと活躍してました。祭りも最後は出し抜く形となってました。
ヤシロ語は読みにくい笑。にしても、ヤシロの存在は当時のエリアの失踪事件と何らかの関連があるんでしょうか。
今回のbest words
あたしと藤和さんはとても仲が良いので、それはすごく素敵なことだと思います。ですが、今日は都合が急に悪くなってしまったので、会えそうにありません。 (p.130 流子)
あとがき
この辺りもアニメで観た記憶がありましたが、やっぱし小説の方が流れや心情の汲み取りを含めて、そういう意味では楽しめたかなーと思います。
筆者あとがきは、まさかのフィクション小説?! ご飯を食べた後にお金が足りない事に気付く話だけれども、妙にリアル笑。