今回は、義妹生活4巻です。
兄と妹という建前とそれぞれの恋愛感情とのジレンマに陥った前巻から、4巻ではお互いが別の異性と関わっていくことで、自分の気持ちを確かめていく、そんな話でした。
あらすじ
三者面談が近づく。しかし、浅村の父は仕事で忙しく学校に来れないという。学校では、浅村と綾瀬さんとの関係を明かしていない2人は、すり合わせの末、兄妹バレのリスクよりも綾瀬さん母の来校を1日で済ますことを優先するのだった。
その一方で、お互いの恋愛感情については背徳感からすり合わせを行えていなかった。浅村は、塾で出会った女性と、綾瀬さんはクラスメイトの男子との関わりや、オープンキャンパスに出向くことで、自分の本心を探っていく。
感想
妹から兄へは、兄さんと呼べるものの、確かに兄目線だと妹さんとは言わないですね笑。つい最近親しくなった同級生から兄さんと呼ばれるのもある意味役得な気もします。
さて、今巻では浅村サイドで、定時制の高校に通う藤波さんと、綾瀬さんサイドでは、普段の生活で角が取れてきたことで、近付いてきた新庄や、前回出てきた工藤准教授との邂逅がありました(工藤さんの開講もあった)。
まぁ見事に順調に義妹エンド驀進という結果でした。新庄くん悪い人じゃなさそうだけど、完全にポッと出の噛ませ犬でした。いやはや、ラストで気持ちを確かめ合ってしまったら次回最終巻なのではという気がしてくる…。
お互いが嫉妬し合うというのも、まじで両想いですもんね。すり合わせがあるから、両片想いってことも起こらない笑。
そう言えば、今回は沙希の日記がラストにあるのではなく、浅村視点と綾瀬さん視点を同日交互に展開するという形式でした。ま、どっちもそこまで変わらないかな。
三河さんって速筆ですよね！
あとがき
新しいことを始めるって大事ですよね。同じことをしているだけだと、思考が凝り固まったりしてしまいますし。ただ、人間意外と習慣と違うことをするのには勇気がいるんですよね。
なので、考えるより先に行動できる人って羨ましいなーと少し思いました。
2022.4.9
