心和のラノベ感想

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灼眼のシャナⅩⅩ 感想

灼眼のシャナⅩⅩ 2010.4

 

今回は、灼眼のシャナ20巻です。

5巻刻みではありますが、恒例の過去編ではなく19巻の続きでした。ガチンコの戦闘というよりかは、逃げの一手という感じ。敗走するフレイムヘイズ側、次回以降に逆襲はあるのか。

あらすじ

中国にて勃発した[仮面舞踏会]とフレイムヘイズ兵団の争いは、創造神の帰還と大命宣布によって、帰趨が決する。フレイムヘイズ兵団は、『引潮』作戦として撤退を試みる。

しかし、悠二による2度目の宣告は、フレイムヘイズらの存在意義を挫くもので…。シュドナイを始めとする掃討部隊に対峙するは、シャナとヴィルヘルミナ、そして『大地の四神』の一角、『皓露の請い手』センターヒルであった。

感想

今回は、正に如何にしてフレイムヘイズ側が戦場から撤退するかという話でした。『天道宮』を利用して逃げ切る為の時間稼ぎだったり。結果としては、ザムエルとセンターヒルの犠牲を以って成功したって感じか。逃げたと見せかけて、地中でやり過ごした?

ザムエルに関しては、フレイムヘイズ兵団の幕僚長であり、集団戦に向いた能力を持つおじさんキャラ。NARUTOのヤマトみたいに、地形を利用して建物を建造したりと、便利な能力っぽい。

センターヒルは大結界『トラロカン』による認識阻害など。どっちかと言うと、センターヒルの参戦によって、他の『大地の四神』も味方に付きそうというのが大きそう。

なんだけれど、そもそもの悠二による布告は、両界の狭間に『無何有鏡(ザナドゥ)』創造をすることで、この世への徒の影響を無くすというものでした。どちらにとっても良い話に思えて、それによって、フレイムヘイズの存在意義の喪失にもなりもしました。

そこで、戦う理由も無くなったかに思えましたが、大災厄の可能性が残る?という理由から、センターヒルは戦い継続を打診し、勿論シャナにも悠二という戦う理由があるので、それを断る理由もなく。うーん、でも存在の力云々の話はよく分かりませんな…。

マージョリーが参戦したのは嬉しかったですね。あと、サーレとキアラは公認カップルになってますね…笑。

今回のbest words

ありがとよ、キアラ (p.141 サーレ)

あとがき

シャナはフレイムヘイズだからこそシャナだという気がするので、安直な『無何有鏡』の創造の結末にはならないだろうし、なって欲しくないように思います。ただ、あと2巻で次なる戦争の決着が付く感じもしないし…。

フィレスの動きや、吉田さんの出番等も回収されるかな…?

そういや、ロフォカレという『神門』に帯同したキャラも気になりますねぇ。