灼眼のシャナⅩⅨ 感想

灼眼のシャナⅩⅨ 2009.9

 

今回は、灼眼のシャナ19巻です。

前回に引き続きバトル満載でしたが、動きがあった分少し読みやすかった気がします。"渺吏"デカラビアさん好き。

あらすじ

悠二を追って『神門』の先へ進むシャナ、ヴィルヘルミナレベッカカムシン。そこへ立ち塞がるのは、死んだと思われていたサブラクであった。シャナを先に行かせて残った3人が応戦するも、サブラクは『スティグマ』対策の対策『スティグマータ』を擁していた…。

地上では、フレイムヘイズ兵団が優勢に事を運んでいたかに見えたが、総司令官デカラビアの決死の時間稼ぎにより、戦況は予断を許さないものへと移り行く。大命成就が迫る悠二、一方で佐藤はマージョリーの元を訪れて…。

感想

前回、新キャラが急に各地でドンパチやっても覚えられないし、感情移入出来ないと思いましたが、もっと言ってしまうと、何でも後出し可能になっちゃうのは良くないよなと。戦いの中で成長するなら分かるけど、そもそものステータスが分からない訳だからね。

とまぁ、悲観的に読み始めたものの、今回は意外と楽しめました。何となくデカラビアが良かったからかなーと思うのですが笑。総司令官であり、『プロビデンス』という能力で各地に自身の鱗を配して連絡を取り合ったり、指示を出したりしていたデカラビアでしたが、危地を悟っての身を挺しての時間稼ぎをするという。この潔さと、そもそもの魚のモチーフというギャップが何か刺さりました笑。

地上の動きとしては、そんなこともあって結果としては拮抗状態という感じでした。フェコルーもまだ生きてるっぽい?

3人vsサブラクに関しては、傷を塞がせないという『スティグマータ』によって、ほぼサブラクが勝ってたんですが…。何かよく分からないけれども、盟主を見て?回復を諦めて敗北したって事で良いんかな。でも、本当対面性能は高過ぎました。

シャナと悠二の戦闘では、またしても悠二の方に軍配という所。シャナも前回、覚醒して自身で技?の命名したりしていたのですが…。未だに悠二の意思がよく見えてこないのがアレなんだよなぁ。盟主と行動を共にすることが、シャナを如何に助ける事に繋がるのか。フレイムヘイズを辞めさせる?

一方で、シャナは自分から悠二にキスをするという、大きな出来事もありました。シャナの意思は伝わってくるのに、何とも悠二の方が萎え切りません。しかも、ベルペオルは悠二と盟主が一体化しているのを疎んでいる感もあるのが、不安な所か。

とりあえず、大命は成し遂げたっぽいので次回、落ちた『星黎殿』や戦況を見ていかに錯乱するのか…見ものかな。というか、"祭礼の蛇"が戻って来たら悠二の存在どうなるのかと思ったけど、変わってない?『朧天震』起こしただけ?

あとは、佐藤とマージョリーさんの件。あれ、めちゃくちゃ上手くいってるぅ。マージョリーさんが思ったよりチョロい気もするけど、艶めかしくて艶っぽくて何か良き。眠り姫がちゃんとキスで起きました。マルコシアスが空気読め過ぎて偉い。

今回のbest words

貴女を生かすことだけに全てを賭ける俺にとっての、存在理由は貴女なんだから (p.116 佐藤)

あとがき

誰が三柱臣を倒せるんだ…って感じになってきました。そもそも悠二が敵方に付くというのが予想外過ぎて、展開が読めません笑。

そう言えば、ハワイの時に出てたサーレとキアラも出てました。