心和のラノベ感想

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灼眼のシャナⅥ 感想

灼眼のシャナⅥ 2004.2

 

今回は、灼眼のシャナ6巻です。

アクションシーン無しの恋愛模様や日常の変化の兆し、そして夏祭り(ミサゴ祭り)に水着回!(スクール) 戦闘がないだけで読みやすくて面白いと感じてしまうぜ…。

あらすじ

「他人に食事を作るって行為には、なにか特別な意味があるの?」

悠二に弁当を渡す吉田の姿を見て、シャナは千草に尋ねる。思いやりを届ける行為だと教わったシャナは、不器用ながらも料理にチャレンジをすることに。一方、吉田は悠二に好意を伝えようと思いながらも、一歩を踏み出せない自分に焦っていた。

そんな頃、吉田の前に"不抜の尖嶺"ベヘモットと『儀装の駆り手』カムシンが現れる。カムシンは御崎市の歪みを戻す調律師であり、吉田はその活動を手伝う内に、街で起きている現象について知っていくことに…。

感想

面白かったです。スクール水着の吉田さんの破壊力もそうだし、浴衣姿も可愛い。実は吉田さん泳ぎは得意なのか。そして、挿絵を見ると、夏祭りでは吉田さんと悠二という組み合わせであり、どうなるかと思いましたが、確かにその通りになってました。

今回の内容としては、学園ストーリーらしい鬩ぎ合いの恋愛バトル、調律師の登場とそれに付随してのシャナやマージョリーといったフレイムヘイズの今後の身の置き方、トーチ等の知識を得た吉田さんといった所でした。

まず、シャナと吉田さんの乙女心がどちらも良かったです。プールのシーンでは、何だかんだお互いに悠二の姿を目で追ってしまう様が可愛い。アレの大きさは吉田さんが大勝利。でも、色んな悠二を知ってるのはシャナの方なんだよなぁ。因みにシャナの胸元は「しゃな」ではなくて、勿論「平井」です。

料理が出来ないヒロインもベタだけど、でもその健気さが良いということで。サプライズを考えながら、吉田さんに祭りへのお誘いの先を越されたシャナが可哀想でもありましたが、そこは千草がナイスフォロー。

それから、田中に恋する緒方真竹ちゃんも登場。夏祭りで、巨乳美人マージョリーと一緒にいる田中を見てしまうシーン等、作品内で良いスパイスになってたと思います。

調律師に関しては、悠二達にとっては味方と見て良さそうです。紅世の徒によって歪みが生じた街を直す人達で、今後の襲撃可能性を低くさせるらしい。これによって、マージョリーやシャナはこの街にいる必要がないという話になってくると。シュドナイを逃した事も影響してるよう。

そんなこんなで、子分の2人はマージョリーに付いていきたい気持ちと足手纏いという面で悩み、悠二も母や友人らを置いて街を出る?ことに戸惑う。シャナが一時でも、吉田さんを出し抜いて悠二と外に出ると考えちゃうのも微笑ましい。『吸血鬼』を頑張って扱おうとする子分2人も涙ぐましい。

最後、調律師の仕事は教授と燐子のドミノによって?妨害されたっぽいので、次回どう転ぶのか楽しみです。

そして、1番は吉田さんが日常から少し食み出た事で、『ジェタトゥーラ』を通して悠二がトーチであると知ってしまう部分ですね。これは、悠二が元々吉田さんと接する上で気にしていた事柄でもあって皮肉というか何というか。まぁ、ミステスと分かれば誤解は解けるんでしょうけど、悠二とシャナの関係を知ってしまうと…。

改めて、トーチという存在が知らない内に消えてしまう設定が生きてきたなーと感じました。普通に暮らしている人からすれば驚きだし、知人が既にトーチになっていたらと思うと恐ろしくも思う。『良かれ』という選択をするしかない。

そういえば、『戒禁』については宝具を守る防衛機能的なものという説明がありました。そもそも『零時迷子』が悠二の元に来た話も今後見られるか。

今回のbest words

ははは、そりゃ試すまでもないだろ。もし胸に入れたら、そこだけ盛り上がるぼぁっ!? (p.24 悠二)

あとがき

p.26の文字がM字になってるのたまたま?

巻末のパジャマ吉田さんも良きでした。