心和のラノベ感想

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キノの旅Ⅺ 感想

キノの旅Ⅺ-the Beautiful World- 2007.10

 

今回は、キノの旅11巻です。

アジン(略)の国が癖強でした。戦う人達の話は、バトル展開。

あとがきは2ヶ所あり、本の中ほどと裏表紙に。裏表紙の方は帯を取らないと発見出来ない代物でした。

感想

〜子供の国〜

口絵①。最近の子供達が悪くなってしまったのは、今の大人が子供の頃になかったものがあるからだ、とゲーム等を焚き火に焼べる。融通が効かない老害系か。

〜お花畑の国〜

口絵②。三つ巴の争いをする国を絨毯爆撃で壊滅させ、上から種を蒔く。キノが訪れた時は凄惨だった国が、シズ達が訪れた時には花畑になっていて、感嘆の声をあげる。過程は知らない方が良いパターンね。

〜つながっている国〜

4年前に放棄された国の話。と思いきや地下の建物に人が1人残っていて、端末で外の人と交流できるから、表では人が居なくなってるなんてこれっぽっちも信じていないと。

この話は、明確な答えがないような気がするけど、残っていた男の自作自演?

〜失望の国〜

とても良い国だけど、来た旅人に失望されたくないが為に、悪い噂を流して欲しいと頼まれる話。こればっかしは、行き当たりばったりだから難しい。

〜アジン(略)の話〜

のっけからびっくりする笑。普通に読み飛ばしてしまう。

実は超絶長い名前は、住民の名前の羅列っぽい。1000人を賄い切れる島で、人口を増やし過ぎて間引きが行われたと。

〜国境のない国〜

プライバシーなしの国。少しデレるティーが微笑ましい。

〜学校の国〜

師匠とキノが暮らしていた頃、キノが短期間学校に通う話。学んでいた内容は、テロリストによる爆弾講座だったという。師匠は知ってて通わせたっぽいかな。

〜道の話〜

綺麗な道を作る集団。その目的は単なる慈善事業ではなく、人を滅ぼす為だった。道が出来て豊かになれば人口が増えて、キャパシティを越えるって理屈で、迂路って感じですねー。

〜戦う人達の話〜

キノが山賊に対しての護衛となったものの、王女を巡ってのゴタゴタに巻き込まれる話。

中々のドロドロな展開で、死者も多く出る話でもありました。

今回のbest words

まさに政権の辟易 (p.181 エルメス)

あとがき

カメラの国も中々素敵な話でした。人は想像力豊かというところか。

筆者あとがきの、エアリスの誤植の話は面白かったです。ちゃんと気付きながらも指摘はしなかったけど。