心和のラノベ感想

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キノの旅Ⅹ 感想

キノの旅Ⅹ-the Beautiful World- 2006.10

 

今回は、キノの旅10巻です。

あとがきがまさかの所にありました笑。そして、歌姫のいる国は長編でした。少年少女の冒険!みたいなテイストは、アリソンほかに似てるかも。

感想

〜ペットの国〜

口絵①。情操教育の為、国民全員がペットを飼うことを義務付けられている国。街には様々な動物がいた。

普通に良い国なんですが、キノは出国時に鶏を貰い、それを単に食料として頂くというオチ。ペットの国改め、無料で食料を貰える国だと。

ティーの願い〜

口絵②。ティーが良い子かと思いきや厭世的なだけでした、な回。願いなど叶わないというある種現実的とも言える。

〜インタビューの国〜

これはよくあるキノの旅らしい話で、記事で紹介されるキノと実際にキノが話した事が全然違う!っていう。実際に記者がこんな事やるとニュースなんて信じられなくなりますね。

そんで、やっぱり今のキノは例の大人にさせる為に手術を受けさせる国の女の子なんだなと。あとは、元のキノの母に会った話なんかも事実なんだと再認識しました。がめつさや割り切りが無いと旅人は出来ないんだろうなと。

〜ホラ吹き達の話〜

現実ではあり得ない話を聞きたいという国の住人に、キノ含む4人の旅人が話をする。デブの国、赤子の手足のどれかを切り落とす風習の国、中年は罪に問われない国、動く国の話。キノの話で、あ、これ本当にあった国の話じゃん。

当のこの国もロープで逆さまにぶら下がるのが当たり前のようで、これも今後の話の肴になりますね笑。

〜保護の国〜

とある動物を絶滅から護る為、その動物が何をしても人からは危害を与えてはならない国の話。最後に溜まった鬱憤が晴れてスッキリする?展開でした。ワンピースでいう天竜人みたいな。

とにかく悪さをする動物を師匠が撃ち殺したことで、人々もその流れに乗って…みたいな。にしても、この動物の声がまた耳障りだ…(文章だけど)。

〜電柱の国〜

電線が地表近くにある国の話で、4ページと短め。羽虫を信仰しているようで、どっちにせよ特異な国。

〜こんなところにある国〜

遂に、あとがきがこんなところに!

ティーの一日〜

ティーと陸がお留守番。分かりづらいけど、ティーは陸を仲間だと認めていたご様子。シズが優し過ぎるだけかも。グレネードランチャー入手。

〜歌姫のいる国〜

170ページくらいとキノの旅の中では長編。年齢が近い歌姫に恋する貧しい少年エリアスが、歌姫の少女の誘拐に加担した事で始まる冒険と恋の物語的な。

キノは完璧に貧乏籤を引かされているけど、サラとエリアスが生きてて良かったです。

今回のbest words

終わらない旅なんて、どこにもないのですよ (師匠、在る男の旅・b)

あとがき

重力をなくすってどうやるんすかね…。