キノの旅Ⅷ 感想

キノの旅Ⅷ-the Beautiful World- 2004.10

 

今回は、キノの旅8巻です。

エピローグは長めでした。口絵の話は良かったです。

感想

〜道の国〜

口絵①。広大な廃墟の国?

〜悪いことはできない国〜

カメラ内蔵の眼鏡が必携の国。常に監視されている為、安全。オチが面白くて、キノは国を出る時に上手く言いくるめて眼鏡を持ち帰り、次の国で転売しようとするという。

〜歴史のある国〜

ハンサムな男と師匠が、警察が腐敗した国に行く話。籠城した武勇伝的な話でありながら、やはり事実だった模様。後で石碑にポジティブに事が記されていたものの、足を怪我した人が多かったみたいですし。

〜愛のある話〜

飢餓難民と近隣の国の話。話がズレてる感もあり、貧富の差で立場が変わるなーと。

〜ラジオな国〜

キノが本当の旅人であったかどうか、ラジオで議論している様子の話。検討外れの意見は態と?

〜救われた国〜

挿絵多め。色々な問題で崩壊しかけていた国を、1人の宣教師が救ったという。しかし、その宣教師は実はただの旅人であり、適当に言った事が偶々国を救う結果になっただけで。

実は救われたのは国ではなく、その居場所を得られたその旅人の方だったと。

〜船の国〜

シズ方面の話かと思いきや、途中でキノと交差する長めの話。再びキノの勝利。

またシズのお節介が悪い方に傾きかけてました。王家育ちなのに庶民派なのは良いですけど笑。出会った孤児で無口少女ティーに殺されかけながらも、最終的にはシズはティーを仲間にしたっぽい?

今回のbest words

わたしにもどるところなんてない! (p.216 ティー)

あとがき

筆者あとがきは今回もトリッキーでした笑。野崎まど劇場でも似たようなの見たけど、凝ってます。