今回は、学園キノ2巻です。
ティーが登場。キノの旅とのリンクもあってか犬山を愛していたり、静は逆にトラウマを思い出したり。2巻も軽くて面白かったです。長いあとがきも必見。
感想
〜宿題~真夜中のデッドリミット~〜
口絵。木乃、静、犬山がそれぞれ夏休みの思い出を書いて、提出できない内容になるやつ。犬山は、静への邪念強過ぎ。
〜茶子の爆弾物語〜
英語教諭として、黒島茶子が新任してくる話。犬山大好きで、よく抱きしめてる模様。
開幕は木乃の大食いから笑。そして、異世界っぽい設定に呑まれた生徒が魔物化。夢でも油断するなとは。オチは想像?が良き小説を生む、みたいな感じかな。
シズは本当、この作品で評価だだ下がりですね笑。邪魔する上に謎のペチャパイっ!とか言っちゃいけないでしょ…。サモエド仮面の弱点は茶子?!
政府の対魔物特殊部隊KAEREで、カエレ!カエレ!って連呼されてるのとか、木乃のサモエド仮面への「どけ!」の文字の大きさとか面白い。
〜千の鉄砲を持つ少女〜
茶子先生がすぐやる部を設立する話。なんやかんやで、メンバーは木乃、静、犬山の3人となり、成り行きで『アリソン』の演劇のゲネプロをすることに。『アリソン』は時雨沢さん自身の作品ですが、途中からは大分脱線してました。
舞台の中途で魔物出現。トイレで水を流しただけの生徒が魔物に。これは不可避…笑。木乃は豚饅食べれて良かったねの巻。
〜エルメス大地に立つ〜
時系列は前で、ストラップのエルメスと木乃が出会う話。宿題やテストを手伝うという条件で、木乃は正義の味方になることに。木乃はいつでも打算的。
〜とある静ととあるサモエド仮面のとある夏のとある一日〜
静が犬を探す少女を見つけ手伝う話。実は、少女は3年前に病気で亡くなっていて、その犬は少女を探して戻らなかったという。しっとりめテイストだけど、普通に考えて幽霊に出会って成仏させた話でもある。
今回のbest words
陸ラッシュ……。私はもう疲れたよ……。なんだかとっても眠いんだ…… (p.70
あとがき
木乃って、犬山は駄目だけどワンワン刑事は良くて、静は良いけどサモエド仮面は駄目なんだよなー笑。
筆者あとがきは、執筆に対してのアドバイスが多くてタメになりました。それから、時雨沢恵一というペンネーム、鉄砲メーカーのシグ社とサワー社から名字を、下の名前はとある漫画の主人公からという事らしい、フムフム。