学園キノ② 感想

学園キノ② 2007.7

 

今回は、学園キノ2巻です。

ティーが登場。キノの旅とのリンクもあってか犬山を愛していたり、静は逆にトラウマを思い出したり。2巻も軽くて面白かったです。長いあとがきも必見。

感想

〜宿題~真夜中のデッドリミット~〜

口絵。木乃、静、犬山がそれぞれ夏休みの思い出を書いて、提出できない内容になるやつ。犬山は、静への邪念強過ぎ。

〜茶子の爆弾物語〜

英語教諭として、黒島茶子が新任してくる話。犬山大好きで、よく抱きしめてる模様。

開幕は木乃の大食いから笑。そして、異世界っぽい設定に呑まれた生徒が魔物化。夢でも油断するなとは。オチは想像?が良き小説を生む、みたいな感じかな。

シズは本当、この作品で評価だだ下がりですね笑。邪魔する上に謎のペチャパイっ!とか言っちゃいけないでしょ…。サモエド仮面の弱点は茶子?!

政府の対魔物特殊部隊KAEREで、カエレ!カエレ!って連呼されてるのとか、木乃のサモエド仮面への「どけ!」の文字の大きさとか面白い。

〜千の鉄砲を持つ少女〜

茶子先生がすぐやる部を設立する話。なんやかんやで、メンバーは木乃、静、犬山の3人となり、成り行きで『アリソン』の演劇のゲネプロをすることに。『アリソン』は時雨沢さん自身の作品ですが、途中からは大分脱線してました。

舞台の中途で魔物出現。トイレで水を流しただけの生徒が魔物に。これは不可避…笑。木乃は豚饅食べれて良かったねの巻。

エルメス大地に立つ〜

時系列は前で、ストラップのエルメスと木乃が出会う話。宿題やテストを手伝うという条件で、木乃は正義の味方になることに。木乃はいつでも打算的。

〜とある静ととあるサモエド仮面のとある夏のとある一日〜

静が犬を探す少女を見つけ手伝う話。実は、少女は3年前に病気で亡くなっていて、その犬は少女を探して戻らなかったという。しっとりめテイストだけど、普通に考えて幽霊に出会って成仏させた話でもある。

今回のbest words

陸ラッシュ……。私はもう疲れたよ……。なんだかとっても眠いんだ…… (p.70 

あとがき

木乃って、犬山は駄目だけどワンワン刑事は良くて、静は良いけどサモエド仮面は駄目なんだよなー笑。

筆者あとがきは、執筆に対してのアドバイスが多くてタメになりました。それから、時雨沢恵一というペンネーム、鉄砲メーカーのシグ社とサワー社から名字を、下の名前はとある漫画の主人公からという事らしい、フムフム。