今回は、お隣の天使様3巻です。
時期はGW前から夏休み前辺り。真昼との校内での距離感の変化や新たな交友関係、GW中のデートなどの様子が描かれていました。
感想
〜新学期の始まり〜
クラス替えで、樹、千歳、真昼と同じクラスに。そこには、バレンタインデーの時に圧倒的人気だった門脇優太の姿も。
優太には最初警戒心もありつつ、樹が良い奴と認めていることなどから徐々に心を開いていきます。真昼を狙いに来てる感が凄いので、今後一悶着ありそうなキャラだなぁとも思います。また、周の苦い過去も明かされそうな予感。
夢オチかと思ったら、ナチュラルに天使様が膝枕させてくれてるし…。本人がしたくてしてるなら問題ないという言い訳が言い訳としては最強だよな…。
〜王子様との接触〜
大変だなモテ男も、というのは僻みのような何というか。バレンタインのチョコに髪の毛等を混ぜる女子もまぁいないとは言えない。王子様というのは勿論優太のこと。
ゲーセンのぬいぐるみで喜ぶ真昼はやはり良い子でした。
〜天使様と望まぬ押し付け〜
真昼が校内で告白され、少し強引な所を周が助ける的な話。付き合ってからお互いを知ろうでは駄目で、親しくなってから告白というプロセスじゃないといけない天使様の守りは堅牢ですね。でも、周には甘いのであった。
〜天使様の決意〜
優太と周が仲良くしているのを嫉妬する真昼。周と真昼は校内ではほぼ交流はしていないという事情があり。一緒に帰って、友達に噂とかされると恥ずかしいし…
そんな訳で、校内での距離感を徐々に詰めていこうと決意する真昼でしたが、波乱の予感しかない。
〜天使様の接触と周囲の反応〜
男は女子の体型とか下世話な話しかしないけど、周はなんて紳士的…!な話の流れ。校内で仲良くしたら妬まれるから…みたいな考えが既に痛い気もしますが。
〜天使様と調理実習〜
いつもの4人で班となっての調理実習。ふざけた男子達が引き起こした鍋のトラブルを周が真昼を抱き寄せ回避!な回。
天使様は撫でられるのが好きらしい。
〜天使様の提案〜
GWの1日を何でも券を使って周とお買い物とかしに行きたいと真昼が言う話。というか、インドア派なのにやる事ないって言ってるの馬鹿過ぎる…。
〜天使様の料理教室といたずら〜
真昼の料理教室with千歳。やることがない周は早々に寝てしまって、その間に真昼は周の頬をぷにぷにしていたという話。流石に寝るのは駄目だろ…。
因みに、フリッタータはイタリア料理ですって。
〜天使様とお出かけ〜
2人で巡る猫カフェ、洋服の買い物、ゲームセンター。
真昼は泳げないらしいけど、完璧ヒロインに見えて意外な所が苦手というのはよくあるヒロイン造形ですね。それから、周が待ち時間で大学生にナンパされるシーンもありましたが、これで真昼を焦らせようと。卑屈が過ぎる周を毎回褒める天使様が天使過ぎる件について。周に首ったけ。
出会った優太に、周イケメンモードがバレる大失態。いくら観察力がある相手だからって、出会って間もない人にバレる程度の変装はまずいでしょ…。軽率。優太は理解があるようで噂をするタイプではないっぽいし、この作品は陰鬱な展開にはならないだろうからまぁ良いけども。
p.167の挿絵はもっと何とかならなかったのか…。
〜事情聴取〜
樹、優太とのカラオケ。優太も真昼が苦労しそうって言ってるので、真昼の気持ちにはすぐ気付いていてその上で見守ろう的な雰囲気も感じます。妨害キャラの風格はあるのだけれど。
それから、周の母から周の子供の頃の写真が真昼の元に行っていることが判明。古典的な押し倒しも。
〜あなた以外に〜
周が地元を離れる事になった過去が判明。素直過ぎた周少年は仲が良いと思っていた人に陰口を言われたらしい。それで、離れた地で一人暮らししてるってんだから相当ですよ。
真昼のアプローチは続く。
〜両親の心配と過ぎ去る痛み〜
夏は真昼と一緒に帰省する事が決定。
〜休み明けの波乱の予感〜
真昼がクラスで、GW中に一緒に出歩いていた人とデートであり大切な人とカミングアウトする。他の人は、周とは分かっていない為彼氏っぽい人いるんだーくらいだろうけど、優太には刺さるかも?
今回のbest words
私があなた以外にさせる筈なんてないのに (p.244 真昼)
あとがき
真昼が積極的になりつつも、振られたらを考えてヘタレな周というような状況でした。こういう状態は、誰かがけしかける又はどっちかに好意的な異性が現れないと進展しないんですよねー。校内で天使様キャラが崩れていくのもまた良いのかも?
ギャグも欲しいけど、甘々はこういうジャンルだしな…。