今回は、お隣の天使様8.5巻です。
短編集第2弾。確かに真昼目線だと周がしっかり者に見えてくるから不思議。真昼の敬語の話が1番面白かったです。
感想
〜これまで歩んできた道〜
日記を付ける真昼。毎日ではなく何かあった時に書くらしい。周くんに動物扱いされた真昼さんでした。蝟とか猫とか。
〜同じようで違うひと〜
真昼がお出かけの途中立ち寄ったカフェで優太に会う話。本当は周が嫉妬する場面なのに、周の事をよく分かってる優太に嫉妬してしまう天使様でした。
容姿で似たような苦悩を持つ真昼と優太の腹の探り合い。でも死体蹴り感あるんだよな…。
美容院行ったの気付く周君凄い。
〜努力は一日にしてならず〜
努力できるのも才能。人は老いるから内面も磨かないとという現役JK真昼たん。この考えは後述の小雪さんの教えの賜物のよう。自身の可愛さに自覚あり。
頬むにむにの刑で周ランドになるの巻。
〜幼い頃の儚い夢と残骸〜
ロリ真昼とハウスキーパー小雪さんの一幕。料理を学ぶ。その名の通り正に育ての親。
〜かわいいこどもたち〜
周の両親が主に東城絡みで周を守る為の話し合いをしている話。真昼の両親がネグレクトだから、親の位の落差が段違い。家族くるみで天使様包囲網がしっかりしてる。
周すきすきらぶらぶマックス。
〜望まぬ接触〜
真昼の父、朝陽の接触辺りの話か。なんかソファーでお姫様抱っこみたいになってるー。重くない。二重の意味で。
〜磨けば磨くほど光るのは〜
スキンケアをし始めた周。努力を継続したご褒美をする天使様。
"膨れそうな頬を鎮めるために指先で宥めると、その盛り上がりは唇に移動して軽い山を築き上げた"←どういう意味??
〜傍から見た二人は〜
お揃いの皿や弁当箱、カトラリー系を2人で買いに行く話。他のカップルを見たことで、自分達も同棲カップルに見られているのではと礑と気付く。実際半同棲みたいなもんだけど…
〜いずれ呼ぶ名を〜
真昼が誰にでも敬語の理由は、特別扱いしないとか一定の距離を保つとかの他に、家庭環境的に良い子に見せる為、小雪を真似た為と色々。確かに、人付き合いはメリットがあるからというのは真理だけど、それ言うと捻くれてるーになる。
敬語の理由から別に周にはその必要なくない?となっての真昼の発言は、「……あまねくんが、だいすき、だよ」という飛躍したものに。呼称については、さんではなく今まで通りくん呼びに収まった様子。
〜二人だけのひみつ〜
帰らないでいいですか?の後の睦み事。本編でも大体やってたような気はするけども、将来を考えてお触りまで。それでも中々に踏み込んでると言える。衝動の化身とか色々暈してるのもある意味面白い。
煽情的なネグリジェ真昼の挿絵お願いします。
〜よく見ているひと〜
女の子の日の看病を完璧に熟す周の回。添い寝してリゾット作って偉い。頼られるのが嬉しいという面もありそう。
〜これから歩む未来〜
ロリ真昼再び。同級生の女の子に自分の好きな男の子を取らないで!と言われ、小雪に相談。めっちゃ達観してて明け透けに正論を曰う天使様笑。子供って、育て親による人格形成への影響は甚大だなぁ…。
天使様は超良物件なんだけど。意外と相手に求めることも自分の全てを受け入れてくれるかどうかみたいなもんだし。
今回のbest words
大船に乗ったつもりで居てくれ。……真昼の豪華客船には敵わないけど (p.222 周)
あとがき
お互いの幸せを自分の幸せと思える状態は素晴らしいですねー。
今作200万部突破とあって驚き。好きになれないんだけどな…。