今回は、お隣の天使様5.5巻です。
急に来た短篇集。前回あとがきではそんな事言ってなかったのに。それと、今回の話は全て周と真昼が付き合う前の話になりますが、本書が始まる前にその辺は断っとく方が親切なのになーと思いました。
ただ、真昼目線や千歳目線だったり、周を離れた所での会話や過去話があって本編の補完としては面白かったです。何なら甘々じゃなくて普通の話の方が興味深いまである(おい)。
感想
〜好きなものは好きで何が悪い〜
好きな猫の写真集を買って帰った周がそれを真昼に隠そうとして失敗する話。そもそも猫の写真集買ったくらいで恥ずかしがる事でも無しに。そりゃ真昼から見ればそんなんで貶すように見えます?ってなるわ。
うーん、猫カフェに行った話に触れないのは時系列的に2人が猫カフェに行く前なのか…?
〜日課と思い出の食事〜
これまでの献立をメモしている真昼。スマホのメモの方が後々良さそうだけど…。
卵好きの周。天使様に完璧に胃袋を掴まれているのであった。
〜皆の知らない良い所〜
真昼目線。確かに周の気遣いの良さが分かるような。
〜お掃除大作戦再び、そして事件〜
風呂場の掃除をしてくれる天使様まじ天使ー。そして、ハプニングを起こしての濡れ濡れ透け透けも素晴らしい。外出たら風邪引くから替えの洋服を貸すシーン、部屋隣なんだけど…。ま、彼シャツ的な演出のためと思えば、うん。
でも、ちゃんと周は周でシンクの掃除をしてたので、されるだけの駄目人間ではなくなってる気もします。
〜人をだめだめにするのはどちら〜
これはYogibo。しっかりと人を怠惰にさせてました。送料高そう()
〜幼い頃の不安と、今の安堵〜
周が出掛けていても今では周の部屋に合鍵で入って出待ちする真昼可愛い。ちょっと怖さもあるけど…。物を盗むなんて事は無いにしても。
夢として、真昼の両親の回想再び。どんなに頑張っても褒められる事が無いのは可哀想ではありますね。逆膝枕で癒される真昼であった。
〜油断しがちな天使様〜
ファッション雑誌を読む周の横に座って胸を当てる天使様。はい。
〜夜ふかしはわるいこです〜
こと座流星群を見る為に深夜に周の部屋で2人。疚しい気持ちはなく。たまには夜食も。
〜裏側の決意と感傷〜
優太の自然消滅というか恋愛からひっそり身を引いた話。こういうの良いです。
樹と相談してる体の話なんですが、やっぱり真昼を同類として憧憬もありながら恋愛対象としても見ていたようで。真昼の周への表情から諦める訳ですが、こういう裏話があったからこそ周たちに平和な時間が流れているんだぞと。いやまぁ、そもそも真昼が無条件一途モードだから、人生イージーになってるんだけど笑。
〜二人の過ごし方〜
今更だけど、確かに周と真昼が一緒にいる時間長いのに進展無さ過ぎ…。普通に横で勉強とかしちゃってるし…。
〜昼下がりの微睡みと真昼の好奇心〜
寝たふり周の腹をちょんちょんしようとする真昼たんでしたー。
〜友達の恋模様を見守るのも大変です〜
千歳目線。これはもどかしくなるのも当然、楽しそうでもあるか。
〜天使様にも苦手な事はある〜
星のカービィです、はい。ゲームをしている周の元に真昼が来てレクチャーするけど、おっそろしく真昼はゲームが下手でした、的な。
座った上から座ってくる真昼さん大胆…!
〜お泊まりと昔話〜
千歳と樹の馴れ初めが明かされる話。ちょこっと陸上部絡みの話は前にありましたがより詳細に。
出る杭は打たれるに直面していた千歳が、樹に告白されて、さらに千歳の先輩が樹を好きだったからややこしくなったようで。昔の樹は眼鏡をしてたんだなー。
昔は素っ気なかった千歳が今やムードメーカー的存在になり、樹は厳格な家でありながら今は垢抜けた感じになったと。樹から告白したのがびっくりではありますが、それなら父の説得も何とかして欲しいところかな。
真昼の入浴シーンの挿絵はお預け。
〜かつての後悔とこれからの希望〜
樹は周に借りた漫画を返す為に家を訪れるとそこには真昼がいた、な話。周が出掛けているのを良い事にぎこちないながらも2人は会話する。
その内容が樹と周が友達になった経緯なんですが、周が学校説明会の時に具合の悪かった樹に構って親切にしたからだという。陰キャらしからぬ行動と思いつつ、困ってる人をほっとけない周らしいとも言えなくもない?
嫉妬した方が正解の場面もある。
〜その声は反則です〜
千歳のアドバイスで夜中に周に電話をした真昼の話。惚れた方の負けって感じしますねー。
今回のbest words
……ものすごく、よくないです。とてもよろしくないです (p.239 真昼)
あとがき
サイドストーリーがあった方が本編を楽しめるなーと。今回はSS付き特装版も同時発売されていますが、あの表紙とても良き。まだ未開封ですけどいつか読むと思います…。
優太選手に良き恋愛を!