心和のラノベ感想

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お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2 感想

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2 2020.4

 

今回は、お隣の天使様2巻です。

ヴィザブレの後で真昼繋がりというのは偶然ですが、気楽に読めるものをということで。1巻を読んでから時間が経ってしまってますが、常に短編みたいな構成なので問題なかったです。

もう付き合っちまえ!という状態のまさにじれったい恋愛模様を描く今作。好みが読者の年齢層でくっきり分かれそうだなぁ…。

感想

〜天使様と過ごす年末〜

周は実家に帰らず真昼と年越し。年越し蕎麦に御節と甲斐甲斐しく料理で遇す天使様。

疲れで横で眠ってしまう真昼を自分の部屋のベットに運ぶ。無防備過ぎて男として見られてない?と煩悶しながら、でも自室のベットに寝かせるのもどうなんだろうなぁ笑。

〜無防備な天使様とお正月〜

寝ている真昼の頬を触った事が実は起きてたオチ。結構お互いにストレートに思いを口にしながらも恋愛には発展しない、不思議というかおかしい。

2人はインドア派という意味では共通してる。

〜両親来訪と初詣〜

サブタイ通り。周の両親はラブラブ過ぎてこれもまた世間から逸脱してる(してるよね?)。混浴してるし。息子の前で、息子の彼女候補の前での振る舞いではなかろうよ。仲良いのは良いけど。というか、普通に考えたら両親に普通に会う真昼もどうかと思うけど。

着物の真昼と、実は整えれば格好良くなる周というこれまたよくある設定だな…。ちゃんとすればモテるのにーみたいな、普段は根暗なのにー的な。

ナチュラルに手を繋いでるー。彼氏彼女の関係でなくフラットにそうなります?(※なりません) あとはこれもあるあるな間接キスを気にするやつ。気にした方が負けみたいなとこがあるね。

〜新学期〜

千歳は周の友達の女子で、その彼氏が樹ね。オーケー思い出した(覚え直した)。

真昼と手を繋いでたイケメン誰?的な噂、うん周くんですそれ。樹は良いやつで、千歳は突っ走る系か。

自己肯定感低めな周を一々フォローしてくれる真昼は優し過ぎ。寧ろやり過ぎで露骨。お互いがお互いにしかこんな事しないみたいなこと言い合ってるし。迎えに行って手を繋ぐってのも…ありえん距離感ではある。

〜天使様の体調不良〜

風邪を引いた天使様の看病。お姫様だっこで、俺の家か真昼の家かと強制する周がえぐい。そも天使様部屋に来過ぎ問題あるけど。

真昼にとって頼れる存在がいるのは大きいらしい。

〜バレンタインデー〜

両片想い主人公は草食系。だけど読者を楽しませる為に欲が無い訳ではないという造形になりがち。

見所は部屋を出ていく間際にチョコを置いていく真昼のいじらしさか。しかも好みをしっかり加味しているというポイントの高さ。誕生日を聞いてくるのも可愛い。

〜ホワイトデー〜

店員に聞いて買ったアクセサリーのお返し。プラスαで渡した何でも券をすぐブレスレットを付けて下さいと使うあざとさ。いやネックレスなら分かるけども。

何でも大切にしてくれるってのも送り甲斐があって良き。

〜春休みの始まり〜

千歳を巡って父との折り合いの悪い樹が泊まりにくる話。第三者から見たら2人の関係はモロに同棲ですよねー。

寝巻き天使様の写真の破壊力と、周の写真も真昼には需要があるってよ。

〜天使様の異変と真実〜

雨の日のブランコが記憶にありましたが、真昼と親の折り合いの悪さが判明。望んでいない子供でネグレクト的な状態。憖、金はあるけど両親はお互い愛人を作るなどクズな設定。俺が守ってやんなきゃ…!の設定。

〜天使様の変化〜

周に抱き付いて泣いたことで、一時は羞恥がありつつ、一人ではないと思えた真昼。クラス替えはどうなるかな。

〜一人なんかじゃない〜

番外編?桜を観に行く2人。春に良いイメージのない真昼がちょっぴり春を好きになる、という話。やっぱり真昼の両親がクズなだけじゃねぇか…。

今回のbest words

脱がすぞ (p.120 周)

あとがき

2巻からはねことさんにイラストが変わりました。挿絵が多い作品だと思います。

WEBで人気の作品ってことだけど、WEBは若い人が多く見てるんかなー。これ、中高生じゃないとハマらない気がするんだけどな…。個人的には、甘々系の苦手さを深くしております。