心和のラノベ感想

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ウィザーズ・ブレインⅧ 落日の都〈上〉感想

ウィザーズ・ブレインⅧ 落日の都〈上〉 2010.5

 

今回は、ヴィザブレ14巻です。

上巻らしくこれから何かが起こっていくぞという所での引き。真昼の目的が何なのか、そしてサクラの少し成長した様子が見られそうな展開でした。

あらすじ

北極での出来事から半年。賢人会議に流れ込む魔法士は増加し続け、その数は1500を超え他のシティに匹敵する軍事力を蓄えていた。ずば抜けた戦力と言うより寧ろ、他のシティと足並みを揃えるような力の付け方は真昼の思惑故か。

賢人会議とシンガポールの同盟調印式が控える中、錬とフィアやイルにヘイズ、祐一らの面々は、護衛等の理由で現地入りを果たす。式の裏側では、同盟反対派が元シティ・神戸自治軍と怪しげな密約を交わしていた…。

感想

いきなり半年飛びますが、着々と力を付ける賢人会議とシンガポールの同盟調印式が話のメインでした。真昼が得た雲を解除する方法についての代償がまだ謎のままでしたが、単に打倒シティではなく、人と魔法士が平和に暮らせる世の中を作ろうとしているのかなーとは感じる所です。

代償が、大量の人間の犠牲とかだったら、魔法士との立場が逆転して面白いんですが、どうなんだろうなぁ。

そんな中で、調印式当日に真昼がデモのゴタゴタの合間に凶弾に倒れるという展開。十文字家のファランクスが欲しいなーとか、そもそも護衛ちゃんとやらなと思うんですが、こうなったからにはサクラが頑張るしかないなーという話になってきました。

参謀役と言いつつここまで圧倒的な戦略を以てして賢人会議を率いて来た真昼が居なくなるのは大きいなーと思います。そもそも真昼とサクラの考えが一致してない気もしますが。

まぁ、真昼は致命傷ではないと思うので復活するとは思いますが、同盟締結が暫く凍結してしまうのかどうか。

イルも悩ましい立場ですが、自分の意思を持ってる人は強いのかなーと思います。それにしても、ここに来て神戸の残党が敵になるとは…。

そう言えば、ニューデリーの時もそうだったけど、親子の前でババァって言っちゃうヘイズ面白過ぎでしょ笑。

今回のbest words

大丈夫、メイちゃんは賢い子 (p.154 メリル)

あとがき

プランナーことシスター・ケイトはもっと目立つ活躍して欲しいですね。

あと、地味にこのブログで一度も光耀について触れてないのを少し気にしてるけれど、まだ重要なシーンになってないから良いかなと。

ルジュナさん美人だ…。