今回は、ウィザブレ5巻です。
この辺りからナンバリングがおかしくなっていくんだなぁ…笑。19冊出てるのにナンバリングがⅨみたいな。でも、丁度10エピソード目で完結ってことになるのかな?
あらすじ
ファンメイを助けたフィアは、最初こそ上手くいかないながらも、徐々に打ち解けていく。エドと共に世界樹の計画を進める錬は、高くない確率ながらも全員が報われる未来を、そして空を夢見るエドの為に奔走する。
一方で、一早く世界樹の罠に気付いたヘイズは、計画の阻止に努めるも、世界樹の暴走が始まってしまう。周りを取り込みながら肥大化する世界樹を止めることは出来るのか。
感想
ヘイズが格好良かった回でした。年の功か錬やエドとの戦闘で上手を取ってましたし。あとは、みんな仲良くって感じだったので安心しました。ファンメイに関しては、まだ予断を許さない状態だと思いますが。
今回の話は、世界樹をマザーシステム(コア)に使用してシティの民を救うか、あるいは成功率5%に賭けて世界樹を成長させて世界を覆う雲を払うか、という部分で錬とヘイズでの対立があって、でも実はそれはエドが負の部分を錬に伝えておらず、計画の進行は破滅を意味していたと。
それで、ヘイズが止めに入ったものの世界樹の暴走は始まってしまって、あらゆる物を飲み込みながら成長し続けて、でも最終的には5人がそれぞれ奮闘して事態は収拾したという感じでした。
エドは、別に錬たちを騙した訳ではなくて、エリザの野望?を追った結果であって、どちらかと言うと、エドを唆す形となった賢人会議という存在が今後気になるところかなーと思います。また、『大気制御衛星に偽装』というのも、実は人為的にシティが崩壊させられた?と読み取れそうで気になりますね。
基本的に、この作品のキャラ達みんな培養槽育ちだから意気投合しやすいな笑。
今回のbest words
誰かにもらった意味なんかなくても、エドは今ここにいて……だから、エドは生きてていいんだよ (p.262 錬)
あとがき
ちょっぴし今回は読みづらい印象でした。バトルシーンが多めだから?
4巻の表紙は上下巻で一枚絵になるのが良きです。