心和のラノベ感想

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ソードアート・オンライン プログレッシブ7 感想

ソードアート・オンライン プログレッシブ7

今回は、SAOP7巻です。

6巻から4年振りくらいの新刊なんですね、これ笑(6巻2018.5、7巻2021.3)。そんな訳で、abecさんの画風もガラッと変わっているのが分かる。

7層の話でまたもや上下巻。ボス攻略やPK集団は一応は鳴りを潜めていて、カジノ関連のクエストと、黒エルフクエストがメインでしたが、相変わらずの面白さでした。

あらすじ

7層のテーマは《常夏》と《カジノ》。1月でも27℃を超える気候と、ベータテスト時代にほぼ全財産をスッた苦い記憶を思い起こすキリト。ALSやDKBはとあるNPCから虎の巻を買い、モンバトで勝ちを重ねるも最後は負けてしまう。

アルゴから持ち掛けられたクエストを進めるキリト達は、依頼主のニルーニルとその戦闘メイドのキオに出会い、モンバトでの不正を探っていく。一方、早くキズメルに会いたいキリトとアスナは、ハリン樹宮へと辿り着くも、キズメルは先刻の秘鍵を奪われた事を譴責され投獄されており、キリト達も虜囚となってしまう。

感想

カジノエリアで、景品が激強アイテムとあれば賭けたくなってしまうのが男の性というものかも知れません。ただ、堅実にいこうとするアスナも可愛い。それでも、ビーチの立ち入り権もまたカジノの景品とあらば、それを許してしまうのもまた可愛いというか笑。

可愛いと言えば、トレビィの泉っぽいところでアスナは金貨を2枚投げるシーンがありましたが、1枚だと"もう一度ここに来られるように"という意味で、2枚だと"大切な人と一緒にいられるように"という意味らしいですね。ロマンチックぢゃ。

SAO内では検索が出来ないことから、このデスゲームから抜け出したら調べてみてみたいな会話がよく出ますが、読者はすぐに調べられるので便利。ヤマトメリべというのもウミウシの一種だとか。そういや、ウミウシってかなりの品種があるらしいですね〜。

アルゴのクエストの方は、モンバトの管理者2家の間での不正を探るもので、相手のモンスターが染料でより強いモンスターを出していたという証拠を手に入れるまでで、次回にお預けとなって、そのクエストがエルフクエストにも関連していました。

何より驚いたのが、収監されていたNPCが3層のエルフ鍛治師の兄で、元団長だったということですね。その協力もあってキズメルも救出する訳ですが、確かにまだ疑いが晴れてないから、現状脱獄者なのよねぇ…。ここも汚名返上を次回期待です。

それから、キリト達も捕まった訳ですが、ここは警備が笊過ぎでした笑。2人を一緒に牢屋に入れるのもそうだし、見張りいないし。ただ、人族にはアイテムストレージの窓があるのは有利ではあるか。

そう言えば、ポッツンポッツという食べ物屋さんで、アスナがキリトに何が美味しかったか聞いて、兎という返事に意味ありげに頷いていたのが気になりました。というか、アスナもどっかで料理スキル取る筈なんだよなぁ。そして、SAO本編で確か兎っぽいレアモンスターをキリトに振舞ってたよなと思い返しつつ。

今回のbest words

むり。これは眠れないやつ (p.181 アスナ)

あとがき

ALSとDKBモンバトで最後別々を選択してたら大変なことになってたよなぁ…。

次回も盛り沢山になりそうですが、まずはカジノの裏側がどうなっているか楽しみ!