ソードアート・オンライン プログレッシブ4 感想

ソードアート・オンライン プログレッシブ4


今回は、SAOP4巻です。

5層の遺跡エリアが舞台で、筆者あとがきの通りラフコフの蠢動と、キリトとアスナの関係性の進展がメインでした。

あらすじ

5層に辿り着いたキリトらは、バフのかかった食材を食べた上で、遺物拾いに勤しんでいた。連絡の取れないアルゴを気に掛けたキリトは一人ダンジョンへと赴き、アスナもそれを追いかけるが、罠にかかってしまう。

何とかキリトの助けで危難を回避したアスナであったが、PK集団の情報を入手する。そして、5層のボスドロップアイテムがギルドフラッグという、フロントランナー達にとって争いの火種になりかねない状況と、ALSの抜け駆け阻止の為、少人数でボスへと挑むことに。

感想

冥き夕闇のスケルツォというサブタイで丸々一冊でしたが、これプログレッシブ2 作目の映画タイトルなんですよね。内容も、ミトとかネズハとかキズメル辺りの差異はあれど、大枠は同じでした。

あらすじで、遺物拾いに勤しんでいたと書いたものの、罪悪感ありきでやっていたというのは一応書き添えておきましょう。そんなに気にしなくても良いんですけどね…。

地下迷宮でのアスナはかなり危なかったんですが、確かにアスナ目線のキリト君かっけーんだよなぁ。もうこれで、アスナにとってキリトが必要不可欠な存在なんだなと分かる。キリトの方も、時期にアスナはリーダーシップを発揮できる立場の方が輝けるってずっと言い続けているけれども、守りたい存在だというのが凄く伝わってくる。

そんな訳で、映画を観た時にも感じましたが、アスナが完全ヒロインになったというか、5層のドロップアイテムに掛けて、フラグがピンと立ったというのを感じました笑。

5層のボスが大変そうという前振りの通り、今回はそこそこ多めにボスバトルのシーンも描かれていました。レイドで挑むより少人数の方が後から考えれば良かったという設定も秀逸でした。そういえば、本の裏表紙は陸上部員シヴァタとリーテンちゃんですね!

もう一つの要素であるPK集団の動向については、モルテに加えて恐らくALSに紛れている?ジョー、そして最後に鎌をかけてきた黒ポンチョの男。対面すると、人間性を逸脱したが故に独特なひりつきがあるのが良いですね。

ディアベルはんが生きていたら、ギルドも二分しなかった未来もあったんかなぁ…。

今回のbest words

はふゅるほひ──………… (p.174 アスナ)

(p.89のにえっ!と迷いました)

あとがき

シバルリックはシルバリックではない()

攻略の上でアルゴの重要性も示唆されたので、表紙に出ていて納得でした。