心和のラノベ感想

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ソードアート・オンライン プログレッシブ6 感想

ソードアート・オンライン プログレッシブ6


今回は、SAOP6巻です。

黄金律のカノン(下)ということで、上巻で広げた街クエスト、エルフ戦争クエスト、6層攻略に加えて、PKer達の動向などなどの風呂敷を畳んでいった結果420ページというボリュームになっていました。ただ、読後感はあまりスッキリしなかったけれど…。

あらすじ

エルフ戦争クエストをあっさりとクリアした一行は、ガレ城で一時休憩をしていた。そこで、《キューザック》というクエスト専門ギルドの面々に出会う。

一方、サイロンが殺害されたことで歪曲し停滞していた街クエストは、サイロンの娘を名乗る少女ミィアの出現によって動き出す。しかし、フォールンエルフによる予想外の強襲が起きてしまい…。

感想

一応は、6層は攻略されて街クエストも完遂はしたものの、PK集団による?フォールンエルフの扇動によって奪われた秘鍵や、最後攻略組で現れたPKerの仲間と思われるバクサムというプレイヤーが何者か分からず仕舞いだったりで、モヤモヤとはしていますね。

それから、筆者あとがきでも出ていたように、パズル要素がそんなに生かし切れてなかったなとも思いました。寧ろ数学的な知識が多くて、五角形の黄金比やら、完全数やらパイサーグルスさんも実は元ネタがピタゴラスだったらしい。

ただ、今回の話でクエストのインスタンスみたいな、誰か1人が受注したクエストとそれに付随するNPCは、他者が同クエスト受注した時どうなるの?といった問題に挑んだ話だったというのは犇々と感じました。実際に、キリトらのクエストで死亡したサイロンの話が他のプレイヤーでも適応していたみたいですね。

今回面白かったのは、裏表紙にもあるキリトとブーフルームの絡みかな。掛け合いも面白かったし、ハンバーグ(この世界ではフリカテル)とバター芋は完全に飯テロだった笑。覚醒スキルが終盤に役に立ったのも良き。でもあれ正規ルートじゃなかったよね…()

6層のボスについては、流石に害悪過ぎな気はしました。セアーノとミィアが必須なのに加えて、1時間ただ耐久しなきゃいけない訳でしょ…。ルービックキューブの見た目は面白いけど…。

《キューザック》については、今回の件で前線からは引いてしまいそうですが、今後もこの流れで遅れて攻略組に与するようなパーティも増えていきそうな感じがあります。まぁ、《キューザック》はお使いクエスト系ばかりで実戦経験が殆ど無さそうだったので、アレですが…。

ミツコブラクダっていないんすかねぇ笑。

今回のbest words

ふむすっ (p.330 キリト)

あとがき

アインクラッドがこんなにもNPCが重要になってくるとはって感じです。

次回残っているのは、7層攻略とエルフ戦争クエストと、またPKerらの問題か。ヒトデモンスターもいつか狩って欲しいですけどね!

そう言えば1年に30分しか実らない木の実はストレージに入れられないのかな…?