心和のラノベ感想

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ソードアート・オンライン プログレッシブ1 感想

ソードアート・オンライン プログレッシブ1


今回は、SAOP1巻です。

本編26巻まで読んでいて、ちょくちょくプログレッシブの話が入ってくるようになってきたので流石に読まないとなということで。でも、このプログレッシブ1巻の出たタイミングが本編の11巻が出る前と意外と早かったんだなぁ。

アニメとか映画とかで色々ごちゃ混ぜになってる感がありますが、プログレッシブの原作はアインクラッド序盤からキリトがアスナと出会って攻略していく話です。僕はそんなに矛盾は気にならないというか、寧ろスピンオフ的な感じで楽しめてますが、まぁ悩ましいですよね笑。

1巻から500頁と飛ばしていますが、そこは流石のSAO。分厚いのを逆に嬉しく思える面白さでした。

感想

〜星なき夜のアリア〜

映画のタイトルにもなっていますが、全然別種のものと思って良いかなーと思います。1番大きいのがミトの存在の有無ですが、個人的にはゲーム初心者のアスナの教師役としてミトがいた方が流れ的にしっくりくるなと思ってます。まぁ、どっちも面白いのは変わりません。

SAOのゲーム開始から1層攻略まで1ヶ月かかったという様子を描いた話で、デスゲームの宣言から少し経ってキリトが自暴自棄のアスナと出会う所から、1層のボスを倒してキリトがビーター宣言をするまでが描かれていました。

キリトの名前を知ったアスナが一言二言目辺りまでは、キリトを君付けしていなかったのが新鮮でした笑。お風呂の存在を知ってキリトの家に上がり込んでのラッキースケベは、古典的だけど良きでした。

まだまだアスナはキリトを好きという感じではないですが、キリトと出会ってSAOの世界で前向きに生きていこうと変わっていくのも、この話の醍醐味だと思いました。

ディアベル…。

〜幕間 ヒゲの理由〜

プログレッシブで外せないキャラの一人と言えばアルゴだと思います。アルゴの髭の理由は、キリトが聞いても高い情報料を提示されて教えてくれないんですが、そこがまた奥床しいですね笑。

ヒゲの理由は、隠れ無理ゲークエストの罰ゲーム的なものと分かるんですが、何だかんだこれもキリトは最終的にクリアしているのでこれが主人公なんよなぁ。それに、ここで習得した体術が次の話にも生きてくるという。川原さん伏線の張り方が上手すぎる。

アルゴの抱き付きにキュンとしました(汗)

〜儚き剣のロンド〜

2層攻略と、強化詐欺の話。システムの穴を突く感じが圏内事件みたいな謎解き要素で、個人的にはこういう話は好きですね。というかまあ、こういうシステム上の話はいくらでも後出しは出来てしまうものの、やはり川原さんの知識量のお陰で面白くなってるなと思います。あとは、文体もラノベらしく所々ふざけたり軽かったりで読み易い。

強化詐欺については多少分かりづらかったものの、エンド品とかクイックチェンジとかはなるほどなーと思いました。一応は当事者達が罪を認めて賠償する事で事態は終結しましたが、攻略集団の戦力を削ぎつつ自身は奪った武器を売って高価な装備にするというのは、露呈が遅くなれば大変な事になっていたと思うと、どんな手であれアイデアで人を出し抜く凄さを感じました。

というか、攻略情報が不足した状況下で探り探りやっていくのって大変だよなぁ…、それに命が掛かってる訳で。

この話の引きも素晴らしかったですが、PKの顕在化も意外と早かったんだなぁ。ポンチョ=PoHだと思ってますからね!

あとは、伝説とか神とかのPNというのもネットゲームあるあるなんでしょうね。ナタクとかも知らなかったです。

それから、この話がエギルを商人にさせたというのは感慨深い。

今回のbest words

わたしも行く。パートナーだから (p.138 アスナ)

あとがき

キバオウとかリンドって今後も生きていくんですかねぇ。アスナの才能を一目で見抜いたキリトも流石ですね。というか、キリトLA取りすぎ問題。

ヒースクリフっていつ出てくるんだろう?