今回は、SAO27巻です。
1年ぶりの新刊!今月には延期になった冥き夕闇のスケルツォの劇場版がありますし、来月には、川原さんの新作デモンズ・クレストが出るということで、熱いですね!!
今回も、ユナイタル・リングの攻略と、UWでの侵略の攻防が交互に描かれる形でした。確かに、エオラインの謎についてはまだまだ明かされず…笑。
あらすじ
凍結から解放されたセルカ、ロニエ、ティーゼは再会を互いに喜びつつ、特にティーゼはエオラインからユージオの面影を感じ、憂悶する。
アリスを残して現実に帰還したキリトとアスナは、菊岡の車でそれぞれの帰途に着く。その途中に、菊岡はアスナに未来の猫型ロボット《ヨンちゃん》をプレゼントし、2人にその開発の助力を申し出るのだった。
ユナイタル・リングにダイブしたアスナとキリトは、ラスナリオの変容に驚きはしつつもリズからボスを倒した事を聞き、2階層を目指す。アスカ・エンパイアやアポデに遅れを取るALO陣営であったが、クラインらと合流した後に、ユイが何者かに攫われて…。
アリスからの救援があり、再びUWにダイブしたキリトとアスナは、セントラル・カセドラル等が奇襲を受けていることを知るのだった。
感想
毎回言っていて申し訳ないですが、前回の内容を思い出しながら読むので少し大変でした…。けれども、そうそうそうだったよなってなってからは、展開の面白さに読むスピードが上がっていくという感じでした。
ユナイタル・リングでは、アポデの面々と出会してユイが攫われるというアクシデントもありながら、NPCの説得のためという理由が分かって、まぁという感じ。URだと確か死んだら再ログイン出来ないって話だったと思うんですが、敵との休戦協定も難しいよね…。
《エルフ戦争キャンペーン・クエスト》って、プログレッシブで出てくるんですかねー。アルゴのことも含めてあっちの方も読まないとな…。
主体建築物の説明のところは、読んでてなるほどなぁって呟いてしまったんですが、作中でリズも同じこと言ってたので笑いました。読者も同じく没入できてる証左ですね。
UWの方では、エアリーのお陰で空白の時代が少しずつ分かってくるんですが、何と言っても永久凍結された整合騎士の面々が、今後また復活しそうという所じゃないでしょうか。また、今まで名前の出てこなかった整合騎士たちなんかも伏線としてありそうです。
伏線と言えば、ロニエの婚約者が誰だったのかも気になります。ティーゼの方は予想通りレンリだったようですが。にしても、6世代離れた先祖と会うって凄い状況。
あとは、UWでの反乱が起きる原因と、エオラインを狙うコウガと名乗る侵略者の件なども気になる所です。キリトの助けに来るタイミングはいつも完璧だぜ…。
今回のbest words
ルーリッドの教会のお風呂は大きいと思ってたけど、この大浴場と比べたら牛と鼠だよ (p.89 セルカ)
↑UW版月と鼈
あとがき
UWの方は大分ごちゃついてきてる一方で、URの方は世界観含めて見ていて楽しいですね。
小説内では2022.11.6がSAO正式サービス開始日だったんだよなぁ。現実の方が遅れを取ってるパターンだったか。