心和のラノベ感想

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ソードアート・オンライン シュガーリィ・デイズ 感想

ソードアート・オンライン シュガーリィ・デイズ


今回は、SAOシュガーリィ・デイズです。

今作は、SAO作者の川原礫さんご本人の同人誌作品で、通常販売はされていないストーリーになります。コミティアコミケの違いを初めて知った訳ですが笑、今でもネットで3000〜5000円くらいで買えると思うので気になる方は是非。

あらすじ

22層に家を買いキリトとアスナの同棲生活が始まる。街で家具を選んでいる時、アスナはある木の机に一目惚れし、製作者と会う為にアルゴに調査を頼む。

アルゴの情報によって、3層で店を構えるマホークルという人物との対面に成功。そこで、コンポジションという複数スキルの組み合わせによって発生する、新たなスキルで弩砲の作成が可能である事を聞く。しかし、アインクラッドの世界では《奇跡の喪失》という魔法や飛び道具の使用禁止のルールがあるはずで…。

感想

思った以上にいつものSAOなテイストの話でした。圏内事件のような、謎に迫っていく感じ。まぁでもシュガーリィ・デイズなので、アスナとの甘々な成分も多めで、これが萌えってやつかぁ…って思いました。直接的な表現はなかったですが、バグやキスは当たり前って感じでした。

本当アスナが可愛いんですよね。お姉さんキャラなんだけど、意外と初心で受け身で恥ずかしがる感じが堪らない。理想のヒロインを体現してるというか、反応が良いんだよなぁ。

220頁くらいあるので物語としてはしっかりとしていて、まぁ最後の戦闘はかなり駆け足でしたが、面白かったです。実際には、4日間しかゲーム内では経ってなくて、しかもこの後すぐユイに会うらしいから、案外2人のんびり出来てないのかも笑。

マホークルが前にいた組織から抜けて1人黙々と頑張っていた理由が終盤になって分かったのですっきりしましたねー。というのも、マホークルがいたのが元々クリティカルヒットを求める派閥で、バリスタの製法を見つけて、そのバリスタを動かないボスモンスターに使ってクリティカルのユニークスキルを得ようとしたと。ユニークスキルはゲーム内で1人しか発現しないから。

ただ、描かれてはいないけれど、10000回のクリティカルを出す前におそらくゲームはクリアされてしまうんだろうと。あれだけ色々スキル熟練度を上げて積み上げてこの仕打ちってのも可哀想…。しかも、バリスタはゲーム内で認められてない武器っぽいので今後は使えなくなったんだろうな…。

でも、アインクラッドという世界で色んな方向で頑張る人の存在を見ると、展開の広げようがいくらでもあって、SAO世界観の広さを感じますね。

エギルが商人に転職した理由はまた別の機会かな?

今回のbest words

……バブだけにバフ (p.34 キリト)

あとがき

エルフ戦争キャンペーン・クエストの顛末を知らないのがここにきてもどかしくなってきたなー。早くプログレッシブ読まねばと。

他にも同人誌作品あるっぽいので読めたら良いですねぇ。