心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

魔女のふろーらいふ 感想

魔女のふろーらいふ


今回は、魔女のふろーらいふです。

企画物の一環としてのノベライズといった形。きらら系とかとなりの吸血鬼さんとかそういうほんわかしたテイストで、転生して来た魔女に温泉とそれに付随する食べ物やおもてなしを教えていく話でした。

あらすじ

温泉好きのゆのかは、噂の露天風呂にて記憶を無くした少女サピテトルーに出会う。その少女を温泉同好会に誘い、導きの書が示す温泉を巡りながら、サピテトルーは記憶を取り戻していく。

しかし、サピテトルーは記憶を思い出していくうちに、自身が他を顧みない災厄の魔女であった事に気付くと共に、元の世界からも追手がやって来て…。

感想

サピテトルーって良い名前ですね。何気なく言ってみたくなる笑。グルメリポーターでまほうせんち。\サピテトルー!/

大筋としては、お馬鹿だけれどもお人好しで前向きなゆのかによって、右顧左眄な転生魔女のサピちゃんと温泉ライフを堪能していく内に友達になる話。色々とご都合主義はあるものの、ほんわか癒されるのがメインなのでそこは気にせず楽しめました。

所々出てくるギャグややり取りにも何度かクスッとしました。転生による文化の違い等もありがちですけど面白かったです。

また、1巻らしく基本はゆのかとサピテトルーが打ち解ける展開なので、他の同好会のメンバーが3人いるんですが、どういう経緯で同好会が設立されて、入会のあれこれなどは曖昧なままでした。別のメディアミックスかあるいは続巻があれば、その辺りの事も明かされるかなぁ。

にしても、舞台が静岡県ということですが、そんなに温泉のイメージはなかったです。どっちかと言うと沼津とかの海鮮だったので。場所場所によって、色々な特色があるのも温泉の楽しみかもなぁ。畳の風呂とかは興味出ましたね。富士山の望める足湯なんかも良い。

魔導書が温泉スタンプラリーになるのも笑えました。流石に最後の「流れの泉」は雑な気もしますが…笑。ただ、最後は日本で温泉とゆのかと共に生きていく覚悟をしてたので、どっぷり温泉の魅力に引き摺り込まれたようですね。

今回のbest words

静岡に魔物はいないよ (p.173 八千代)

あとがき

会話が多めなので読みやすかったです。頭を空っぽにしても読めるのがライトノベルじゃ。

サピテトルーの声が水瀬いのりさんと聞いたんですが、早く聴きたいですね〜。