心和のラノベ感想

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ソードアート・オンライン20 感想

ソードアート・オンライン20


今回は、SAO20巻ムーン・クレイドルです。前巻と同じサブタイなのは、当時のアインクラッドフェアリィ・ダンスとかと同じ理屈だそうです。

今巻でピシッと事件が解決するかと思いきや、色々と伏線を残したまま、とは言えめちゃくちゃ良い引きをした上で終了という楽しみやらモヤモヤやら何とも言えない状況です笑。

あらすじ

それぞれが事件について考察していく中で、アスナの過去覗術によって、ぼんやりと犯人像が浮かび上がっていく。

ロニエとティーゼは、相棒の幼竜、月駆と霜咲を連れて湖へと来ていた。ユージオの影を追い続けるティーゼの提案によって、お化けが出るとされる皇帝の別荘に立ち入ることに。そこで、2人は怪しい人影に遭遇し…。

感想

途中グダグダ感があって、少し読むのが退屈になりかけもしましたが、終盤と次に繋がる引きで、また次回以降が楽しみになってしまうという。全然犯人分からない上に、赤い宝石という伏線を残して且つ、フレニーカやセルカの合流も控えるらしく。

加えて、ロニエとティーゼの下位整合騎士への昇任とか、ネズミのナツというキャラまで追加。そもそも今巻キャラ追加とか多すぎですよね笑。いや、1番驚いたのは、アンダーワールド人に排泄機能ないことですよ。このタイミングで明かすのかい笑。

何か、今巻は話が脇道に逸れてた印象ですよね。ロニエとティーゼがばっちり主役という感じですし。かと言って2人の恋心の整理も未だつかずですけど。この編って、キリトとアスナの200年に密着するものかと最初思ってましたが、それはまた別の機会ですかね。サービスシーン(?)は、アスナがキリトの膝の上に座ったり、ベッドに入ったりというほんの一部でしたから…。

キリトはアスナの年齢の1個下ですが、キリトはアンダーワールドで2年くらい過ごしている分、精神年齢はアスナを上回っている訳ですね。そして、アスナがそれを自覚するシーンは良かったです。男心を擽られる…これが正妻か。そういや、アスナさん料理も出来るお方でしたね。

あとは、文明を作り上げていくようなシーンはいくつか描かれていました。まさしく異世界転生あるあるのような。現実の知識を輸入して開発したり、英語と神聖語の擦り合わせをしていたり。紙とペンの安定供給も当初は困難を極めていたんですね…。先祖様に感謝。

死者が生き返るって穢土転生かな?

あとがき

SAOシリーズも20巻まできたのは感慨深いですし、川原さんすばら!という感じです。

一旦アンダーワールドから離れて、次回からは現実側の話になるようです。今回の話の補完も気長に待ちつつ、新たなストーリーも楽しみです。

2022.2.11