心和のラノベ感想

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創約とある魔術の禁書目録3 感想

新約とある魔術の禁書目録3


今回は、創約とある3巻です。

上条の出てこない暗部編!490ページのボリュームでまた沢山のキャラが登場してきました。

あらすじ

オペレーションネーム・ハンドカフス。学園都市の暗部を一掃する計画が進行する12/25、白井黒子は美琴を探す為、そして風化委員として戦線に加わる。しかし、暗部の根は思いの外深いもので…。

一方で、追われる身となった浜面はR&Cオカルティクスからもたらされた『ニコラウスの金貨』を手に学園都市脱出を目指し奔走していた。事態が進む中、学園都市最大の禁忌へと迫っていく。

感想

バゲージシティの時のような潰し合いが行われる展開でした。暗部編ということで、普段の上条絡みとは違って人死も数多く出てくるという。他人を踏み台にして進むのも暗部のルールだったり。

展開としては藪蛇という感じで、どんどんえげつない奴らが出て来る展開だったので、ハラハラして見てましたね。必要悪ってあるのかなーとかも感じました。今巻では、好普性と悪普性という言葉が使われていましたが、暗部の中にも善性と悪性や深度があると。

いや本当浜面はよく生き残ったなーと思うんですが、ドレンチャー=木原=レパトリとか、ヴィヴァーナ=オニグマみたいな尊い犠牲があってこそだったなと。個人的にはオニグマが今回で一番良いキャラだったかなぁ。

黒子については、完全に食蜂に美琴を取られてしまった形でした。今巻でもそれほど活躍は出来てないかな…。寧ろ楽丘豊富が頑張ったというか楽丘のおかげで命拾いもしたので。にしてもこのおじさん最初ヒョロかったのにめっちゃ筋肉質になってました笑。まぁ、歳をとるのは怖いなとも同時に思った訳ですが…。

ニコラウスの金貨については、ノーリスクで1時間に1回願ったものの成功確率を100%にする(限度あり)クリスマス限定の霊装だったんですが、最後浜面がそれに頼らずに切り抜けたというのが重要なのかどうか。別に副作用もなさそうでしたし。恐らくアンナが蒔いたものだと思いますが、最後銃弾に倒れた浜面がどうなったのか気になります。

あと触れておきたいのは、木原端数とレディバードかなぁ。純粋に狭い世界に生きるアンドロイドのレディバードは、作り主の端数を崇拝していて人体実験を是としない考えだったけど、端数の闇の深さを見せられて、でも本能で人を襲ってしまうシーンは悲しかったなーと。

その他色々な暗部の面々も最後に何をしていたか明かされていて、今巻で描ききれなかった部分もまだありそうでした。一方通行の方策は失敗だったのか否か。

今回のbest words

おでえざま……帰ってこねぇー…… (p.10 白井黒子)

あとがき

園都市最大の禁忌は、壁に囲まれた学園都市と外を繋ぐ隠れ道というよりかはAIM拡散力場の集合体?フリルサンド#Gは何者へと変質するのか…?

フリルサンド#GのGってGhostのGか笑。