心和のラノベ感想

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創約とある魔術の禁書目録2 感想

創約とある魔術の禁書目録2


今回は、創約とある2巻です。

鎌池和馬さんの電撃文庫100冊目。まさに生ける伝説。川上稔さんもページ数から考えれば小分けに刊行してたら達成してそうだけど。

食蜂のコスプレ良かったなぁ。みさきって平仮名のネームプレートが良き。水着と同じ理論じゃ。

あらすじ

突然アンナ=シュプレンゲルに口を奪われた上条。血を吐いて倒れた上条は第7学区の病院へと運ばれる。何でも劇症型サンジェルマンが口移しで混入し、幻想殺しでは追い付かないスピードで上条の体を侵食しており、2日と持たずの死を宣告されてしまう。

上条のお見舞いへと訪れる食蜂や美琴、他人がいる場面では気丈に振る舞うものの、カエル顔の医者の前では弱音も零れる。アンナから解毒の方法を聞き出す為、美琴は食蜂と手を組んで戦線に立つのだが…。

感想

今回は、美琴と食蜂が頑張る話だったんですが、最終的には体内のサンジェルマンを味方に付けた上条がアンナを倒していくという流れでした。倒したと言っても完全な撃破ではなさそうで、普通に最後でアンナは一方通行に喧嘩売ってる感じでしたが…。

前半はコミカルパートという感じで、前回に続いて青髪ピアスの変態度が如実に現れてました笑。おっ○いマウスパッドを温めて入院の続き…。キスなんて大した事ないって言っちゃう上条も面白い。

それから、食蜂と美琴が言い合うシーンも面白かったです。何だかんだお互い捨て駒として扱ったり、でも本当にピンチな時は助け合ったり、犬猿の仲なんだけどそれでもこのコンビの解消はまだまだ先って感じでした。そして、健気な食蜂さん可愛い。表紙の食蜂が持ってる包みの中身ってホイッスルなんだろうな。

とは言え、アンナの方は完全に手加減してたので美琴らはまた力不足を感じてるっぽいですね。まぁ、上条のいる戦闘に参加しているだけ昔よりかはマシなんだろうけど。

びっくりしたのは、実際には力を借りなかったものの舞殿星見と藍花悦が出てきたところでした。舞殿の方は良いとして、藍花悦って実際にいたのか??と。新約でサンジェルマンの回に出てきた名残で出したんかなぁ。望む能力を使わせる事が出来る能力なのか何なのか、ここはまだ謎のままか。

今回も短絡的に魔術が流布されて、使用した超能力者たちが倒れるケースが頻発していて、科学サイドの脆弱性みたいなものが見えた巻でした。次回は、一方通行とか浜面が出てきそうな感じだなー。

今回のbest words

十二階建てから地上に叩き落とすぞブタまんじゅう (p.143 美琴)

あとがき

クリスマスで、サンジェルマンが自ら消滅することで上条は命を受け取ったという何か綺麗なオチ。創約はアンナがどこまで引き摺るか。

とあるシリーズを読んでいて、分からないなりにも展開を楽しめるかどうかなのかなーと思い始めてます。個人的にはストーリーの中で設定にしっかり裏付けがあるとか、順序立った論理性みたいなのがあると良いなと思うんですが。

禁書目録が美琴を呼ぶ渾名って短髪で定着したの…?笑