心和のラノベ感想

1ヶ月15冊読了目標!

新約とある魔術の禁書目録8 感想

新約とある魔術の禁書目録8


今回は、新約とある8巻です。

オティヌスが『主神の槍』を精製する準備期間といった回ではありましたが、前半ではとあるシリーズらしい上条に不幸?が起こる話があったり、学園都市を離れての東京での出来事や上条が美琴とインデックスと共に戦ったり新鮮な部分も感じました。

あらすじ

バスタブで目を覚ました上条は、両脇に何故かバードウェイとレッサーがいることに気付き冷や汗をかく。その後、美琴とインデックスを加えて水着を買いに行くことに。

刻一刻と『主神の槍』の製造は進んでいく中、各国の首脳たちは、グレムリンのいる『船の墓場』を探していき、最終的に東京湾であることが判明する。

感想

まず、挿絵で上条、美琴、インデックスが並んだものを見て嬉しくなりましたね。東京湾に向かう途中に迎撃されて、散り散りになるものの、豊穣神フレイヤと戦う上で協力してて。

このフレイヤが、中の胎児が母体を操って魔物?を産み出すみたいな敵だった訳ですが、不幸な過去故にグレムリンに取り入っているだけで、戦いの後に救いの手を差し伸べるのは上条らしかったです。

それで言うと、前に戦ったバードウェイと普通に共闘してるのがもうとあるシリーズらしいですよね笑。63頁の挿絵で上条の膝の上に鎮座してるのが良き。ちっこいんだけど、作中で12歳ってありますね…。

水着を買うシーンなんかも中々混沌としていて、これぞハーレムという感じでした笑。

あとは、東京が描かれるのは意外と初めてっぽいですよね。学園都市から離れる時って、大体海外ですし笑。ただ、主要な交通網が閉鎖されて人々が群集となり肉の壁となっていたのは、タイムリーな話だな…と思いましたが。保険の話題とかも。

最終的には、オッレルスとフィアンマの妖精化も虚しくオティヌスは槍を手にしてしまったと。ブラックアウトのページは衝撃的でした。100%の成功≒100%の失敗ですか。

それと、雲川鞠亜と(死者の軍勢で動く)木原加群の組み合わせもこれで完結かなー。

今回のbest words

頼む。あいつら『二人』を助けるために、お前達の力を俺に貸してくれ (p.334 上条当麻)

あとがき

とあるシリーズって、設定が混み合ってて雑駁で途中読むペースが落ちたりするんだけど、読み終わってみれば読後感が良いという何か不思議ですね。

今回、学園都市サイドの動きってあんまりなかったように思います。というか、国家よりも都市の方が断然強いじゃん…。