心和のラノベ感想

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新約とある魔術の禁書目録7 感想

新約とある魔術の禁書目録7


今回は、新約とある7巻です。

科学サイドメインの話でした。遂に出てきた食蜂操祈と思いきや、メインキャラという感じではなかったですね笑。

あらすじ

上条は気付くと、男子禁制の学舎の園の中にいた。それは土御門によるもので、とある魔術師の陰謀を阻止して欲しいとのことだった。かくして侵入者となってしまった上条は、当然のことながら追われる身となるが、食蜂の助けによって追求を免れる。

しかし、事態を飲み込んでいく内に、上条は違和感を感じていく。そして、流れる土御門舞夏死亡のニュース。学園都市では何が起こっているのか、土御門の目的とは__。

感想

序盤だけを見ていると、今回は日常回寄りなのかなーとも思ったんですが、読み終わってみると、また新たな学園都市の闇を見たなという感じでした。レベル5の能力を使役できるサイボーグが前に出て、今回はレベル5それぞれの能力や敵の能力のコピーまで出来てしまう恋査というサイボーグまで出てきて、本当底が知れないですね…。

その一方で、レベル5のオールスターな様相も呈していたので、ワクワクしました。ヒーローが多過ぎても渋滞するだけっていう話でもありましたが。

大枠としては、統括理事会の一人、薬味久子が『人的資源』というプロジェクトを進行し、土御門は舞夏が巻き込まれてしまうのを偽装して回避、土御門自身はその黒幕を抹殺しにかかると。偽の情報で雲川鞠亜と一悶着あったりしつつ、庇護対象がフレメアに設定されて、町中で能力者がフレメア保護の名目で操られて、みたいな話ですかね。

結局、舞夏は生きてたし恐らく土御門も生存してそうなのは安心しました。流石に唐突過ぎたのでね…。というか、土御門と舞夏は別に血縁関係はないっぽいんですかね。あと、雲川も悪い奴でなかったのも良かったです。確かに、能力なしでも闇の中に君臨してるのは凄い。

真の黒幕だった薬味は、AIM思考体になりたかったという話かはよく分からないんですが、フレメアが庇護対象から脱却したことで、計画は頓挫したって感じ。にしても、フレメアって小学生だったのか。友人らとサンタいるかいないか問題を議論している分には、年相応なんですが笑。

それと、垣根帝督はカブトムシのキーホルダーになってフレメアを守ってるのね笑。今回はそれを操られて裏目に出ていた訳ですが、まぁ最後には分裂で主体性の移動みたいなことがあって、汚名返上できてたので。

今回のbest words

今度は、私がみんなを守れるような私になってやる‼︎ (p.393 フレメア=セイヴェルン)

あとがき

ほとんど魔術なしの科学の話がそんなに最近なかったので新鮮でした。超電磁砲のアニメの放送時期と合わせた形かな?

元敵を信頼する浜面が地味に格好良かったんですが、もしや黒夜さん…?