心和のラノベ感想

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新約とある魔術の禁書目録17 感想

新約とある魔術の禁書目録17


今回は、新約とある17巻です。

上里勢力およそ100人vs上条+府蘭(+琉華)という構図の中で、上里を現世に戻すために奮闘する回でした。上里勢力も変梃な奴らばかりと思いきや中々手強いという。

あらすじ

上里が異空間に飛ばされたのち、奇しくも残った上里勢力は上里への細い線を利用され、木原唯一の手駒となってしまう。狙われる身となった上条は、唯一に靡かなかった府蘭と、そして魔術に詳しい琉華を仲間に加え、上里奪還の行動を開始する。

上里奪還の為の足掛かりとして、A.A.A.に着目し美琴が再び搭乗しようとした時、美琴は血を吐いて倒れてしまうのだった。

感想

簡単に言ってしまえば、上里が戻って来ました。唯一は完全に倒されたのかは分からないけれど、理想送りはとりあえず回収して悪意は去って、次は土御門が府蘭を仲間に加えてアレイスターに喧嘩を売ったよという話でした。

土御門生きてたんじゃん!とか、府蘭は上里勢力に紛れ込んだイギリス清教の魔術師だったのか、とかあるんですがそれはさておき。

460ページ位のボリュームと、途中の何やかんやが少し分かりづらくて読みづらさはあったかなーと思います。

因みに、戻って来た上里に理想送りは必要なくて、魔神の方も意外と向こうの世界の方が生きていく上で都合が良いというのは良い落とし所でした。魔術と科学のごちゃまぜ感のある展開もこの作品らしさは出ていたかなと。

それから、ネフテュスをあちらとこちらの媒介にする流れもよく出来てるなぁと思いました。A.A.A.が使えなくなってじゃあどうするかとなった時に、パトリシアがいるじゃん!と気付けたのは個人的にも爽快感がありました。

あとは、前回美琴が鼻血を出していたのが伏線になっていたとは。土御門を思い出すべきだったんですが、A.A.A.に魔術的な施しがあって、科学サイドの美琴と相反を起こしたと。無事そうなのは良かったですが、身を持って魔術を体感したことでまた何か変わるのか。

府蘭=パーカービキニ=ウサギアンテナ=UFO少女=失恋少女

今回のbest words

さぁ、この恋を終わらせましょう (p.431 府蘭)

あとがき

営巣部隊良い人達だったー!学園都市もこれで復旧かな?

今後、土御門とイギリス清教絡みの話になったら面白そうだけど果たして。