心和のラノベ感想

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妹さえいればいい。2 感想

妹さえいればいい。2


今回は、妹さえ2巻です。

1巻同様に巫山戯る場面も多かったですが、2巻では作家の大変さや少しシリアスな展開とラブコメが動き出した感がありました。伊月の恋については進展なしかな。

感想

今回は、各キャラの深掘りが少し進んだ回でした。春斗がメイド好きとか、那由多らの執筆時の使用機種とか、那由多は全裸でないと執筆できないなどなど。その他、ボードゲームをしたり、刹那との混浴に出掛けたり。

シリアス展開で言うと、伊月の締切に追われる部分もそうですが、何と言っても春斗のアニメ1話が酷いものであったこと。こればっかりは、自分の手を離れて作業が行われる分仕方ないんですが、やっぱり遣る瀬無いですね…。憖制作現場を見てしまっていると、この人たちが元々酷いアニメを作ろうとしている訳ではないと分かるし、益々何処に怒りをぶつければ良いか分からない、と。

ただ、アニメ化っていうのは凄いもので、アニメ化するだけでも否が応でも注目はされるし、個人的には面白ければ原作買いたい!となるし、作画崩壊やシナリオが行方不明でも、原作はどうなってるんだろう?ってなって読んでみたくなる。

まぁ、結果的に気まずい雰囲気の中で、京が春斗に共感して泣いたことで、恐らく春斗は京を気にするようになるんだろうと最後の一文で読み取れる。

そして、尖ったキャラクターばかりの今作において、1番親しみが持てるキャラこそ、この京なのではと思った。前巻に引き続き、那由多に誘われて全裸になってましたが、_なにやってんだろ、あたし……。を今回もいただきました笑。

今回1番好きなシーンは、刹那が混浴での団体客のおばさんと怖気付くことなく話し合ってた所ですね。おばさん方のセリフもそうですし、フォントがもう笑。

あとは、お花見イベントで、アシュリーと千尋、刹那と千尋との間で今後色々話が生まれそうだなぁと。TRPGの続きでは、千尋が機転が効くのと、春斗のストーリー構成を伊月が言い当ててしまうというのもありつつ、GMって咄嗟に物語を考えたり大変だなと。

ホーンリバー=角川

今回のbest words

それで、ずりねたってどういう食べ物なの? (p.96 千尋)

あとがき

アニメ化されたものが酷いものだったというのは、エロマンガ先生だと草薙先輩だし、確か冴えカノの紅坂さんもそんな経験があったような。

1巻の馬鹿騒ぎから、キャラクターが少しずつ動いてきた感じがあります。妹さえいればいい。というタイトルですが、実際に妹がいると伊月が気付くのはいつになるやら。