心和のラノベ感想

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妹さえいればいい。6 感想

妹さえいればいい。6


今回は、妹さえ6巻です。

恋愛模様が動き出して、いつものメンツの中で心境も変わり出したり。恋愛って勢いだなぁ。那由多も京に負けず劣らずの魅力的なヒロインですねー。

感想

表紙でも刹那と千尋が遂に来るか…と期待する訳ですが、"けつ"という挿絵で(笑)、やってしまったかー、と笑。普通に犯罪なんだよなぁ…。

失恋した京は、やはり伊月を諦めてないみたいですね。というのも、那由多との和解みたいなものがあったからで、これがなければ春斗に靡いてた可能性もあったみたいですが。

そして、京の魅力をよく知る那由多だからこそ、伊月を渡さんと仕事に精を出していくということで物語が回っていく。だけれども、『景色』シリーズのメディアミックスの解禁と、自分を追い詰めたが故に倒れてしまう。そんな那由多を見かねて、伊月は咄嗟に告白してしまうと。

正に恋愛小説ならここでハッピーエンドで終わってしまいかねない所ですが、妹さえがラブコメで安心しました。まだまだ妹さえのキャラ達の絡みは見たいですからね。

今回のTRPGでは、伊月を復活させる所まで進んだ一方で、その影響で外の世界は3年進んでいて、その間に那由多は…という話でした。TRPGがただ単に娯楽としてプレーされるだけでなく、物語に没入することで仲間内での恋愛模様を一時忘れるという意味も持ってくるとはなぁ。

というか、途中のサブタイがちんこって笑。直截的すぎる笑。まぁ、刹那のが大きいと再確認する話なんですが。にしても、刹那と伊月と春斗の箱根旅行もしっかり創作に生きてるんだよなぁ。パブロ・プリケッソ笑。

その他、新人賞で6人新キャラが出てきたうちの、大賞を獲った相生初は過去に講演で言い合いになったものの、春斗を溺愛するというキャラで今後どう絡んでいくか。伊月も参加したアニメ化やドラマCDの声優オーディションでは、リアリティがあって良かったです。

今回のbest words

ごれがらも、ながよぐじでぐだざい、びゃーざん (p.24 可児那由多)

あとがき

今回も安定して面白かったです。ふざけるところはふざけて真剣なところは真剣で、とメリハリがありますよね。

成就した恋ほど語るに値しないものはない、と言いますがさてさて。

那由多のメディアミックスは製作陣が強力なので心配はいらないですが、伊月のがどうなるか。あとは、千尋の件も残ってますね!