恋は双子で割り切れない2 感想 ★★★

2021.8

今回は、ふたきれ2巻です。

新キャラの雨宮慈衣菜が登場。五等分の花嫁的な展開でした(ただし教え子は1人)。

あらすじ

ハーフでモデルとしても活動し、両親は高級ファッションデザインの会社を経営している雨宮慈衣菜は、ギャルっぽい見た目の通りテストで赤点を取っていた。

勉強を教えて欲しいと頼まれた琉実は、部活の為快諾出来ず、かと言って那織も人に教える質ではないと思い、苦し紛れに純を紹介することに。済し崩し的に了承した純は、慈衣菜と過ごす時間が増え、那織は嫉妬を覚えていく。

感想

内容的には動きが少なくて、終始退屈だったかなというのが正直な所でした。双子がメインの話の筈が慈衣菜ばかりにスポットが当たって。

強いて言えば、琉実と那織の誕生日という事で純がそれぞれにプレゼントを送ったという所ですが、双子の設定を誕生日が同じという部分でしか表現出来ていない気もするんですよね…。

今回のストーリーは、ギャルっぽい子が実は料理が上手くて、突っ慳貪でもなく、お金持ちなのに高飛車でもなく、そしてオタク趣味持ちで…そんな子がヒロインレースに参加するよ、と見せ掛けた裏でまどろっこしい計画が動いていた、という話でした。

具体的には、慈衣菜の勉強教えては建前(実際に死活問題でもある)で、本音は那織と仲良くなりたい事が目的という。琉実が純に役割を投げる事を見込んで、純に近付いて自分に興味を持って貰おうと、部長が一枚噛んで演じていたとのこと。

なので、結果としてはただ純が美味しい思いをしたのみで、琉実と那織それぞれの距離はほぼ進展はないという感じ。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンっ!

あとがき

3巻ではもう少し動きがある事を期待したいですね〜。丁度良いバランスでの三角関係とその推移が見られると良いのですが。 

2022.7.9