今回は、劣等生15巻です。
前回に引き続き、京都を舞台とした周公瑾に迫る展開。論文コンペはどこへやら…。
あらすじ
論文コンペ会場の下見にやって来た達也、深雪、水波、幹比古、エリカ、レオの6人に、光宣が出迎える。手分けをして視察をする中で、達也らは手掛かりを見つけ、一方で幹比古らは伝統派と一戦を交える。
名倉の死因を調べる為に真由美と、そして、同じく下見に来ていた一条将輝とも合流し、周公瑾の足取りを追う。
感想
今回は、司波兄妹に、光宣、将輝、真由美と十師族の面々が沢山登場する回でした。よく考えたら、将輝は横浜騒乱編の時に、周公瑾に会っているから因縁があるんですよね…。
さて、今回の舞台が京都とあって、清水寺に金閣寺、渡月橋と修学旅行のような気分になりました笑。
終盤まで、敵と交戦は何度もあったものの、周公瑾の尻尾が中々掴めない感じで進んだので、これは持ち越しかなぁと思いきやの意外に呆気ない幕切れでした。
ただ、本当に死亡したかどうかは明らかになっていないんですよね。また、間際で不可解な事も言っていたので、思念とかは残ってそうだなと思います。
にしても、周公瑾を結果的に追い込んだのは、名倉の執念だったというのもまた良いですね。鬼門遁甲を封じたという。まぁ、そもそもあれだけ強キャラ達に囲まれたら無理ゲーですね笑。
今巻の見所と言えば、雫とほのかの百合っぽい入浴シーンと、光宣に見惚れる水波と、飲酒して幼児退行する真由美でした。どれも、劣等生シリーズらしいサービスシーンでしたが、やはり真由美の破壊力が1番でした。
あとは、意外に打たれ弱い将輝も良かったです。いや、達也が人間離れし過ぎてて、将輝くらいが可愛げというか人間味があるんでしょうけど笑。
論文コンペは、最後にチラッと光宣の二校の優勝で終わりました。ジョージの出番が無いのが悲しい…。
あとがき
次回は、物語の核心に入っていきそうですね。四葉家の分家も出始めていましたし。また、達也が幼少期の頃に一族に殺されかけたという話も、気になる所です。
あとは、光宣をエレメンタル・サイトで見て、病弱な理由を知る訳ですが、光宣の背景まで見えた時に、深雪と達也の関係も何かありそうだなという節があったので、そこも気になりますね。
それから、達也の新術についても楽しみです。
2022.6.15
