心和のラノベ感想

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魔法科高校の劣等生14 古都内乱編〈上〉感想

魔法科高校の劣等生14


今回は、劣等生14巻です。

話の内容としては、論文コンペを控えてその準備が進行しつつ、周公瑾の捕縛に向けて各勢力が動いていく模様が描かれていました(ただ、達也は得手不得手の問題と、別で動いている為、コンペのメンバーではない)。

上下構成の上巻ということで、正に下巻に向けての下準備が中心でした。因みに、古都は京都奈良が舞台という事です。

あらすじ

周公瑾の捕縛を依頼する__

黒羽姉弟四葉真夜から預かった伝言にはそう書かれていた。それを承諾した達也は、九島烈に協力を要請する。

周公瑾は、旧第九研絡みの古式魔法使たちによる組織『伝統派』に匿われているとの情報が出る。一方で、達也の周辺でも『伝統派』のものと見られる奇襲がいくつか発生するようになっていく。

感想

今回も、九校戦の構成と似ていて、論文コンペが主ではなくて、裏工作メインな感じですね。舞台が京都というのも都合が良い。

前回、敵っぽい立ち位置だった九島烈と今回は協力するという展開は面白いですね。そして、光宣くんもしっかり登場して、水波のハートを射止めたとか射止めてないとか。でも、まさかこんなに美形だとは…。

病気がち的な設定が無かったら脅威となっていたかも知れませんね。まぁ、頭首にはなり得ないので敵対するような感じより寧ろ友好的でしたが。それに、トーラス・シルバーに恩を感じてそうでしたし。

また、パラサイトの一件辺りから、古式魔法の話題が結構増えてきていて、幹比古の存在意義が高まっているなと感じます。

そういえば、さらっと生徒会の編成も決まって、順当に深雪が生徒会長に選ばれていました。達也は書記長(笑)。五十嵐会頭には今後絡みを期待したいところです。

あとは、達也がブリオネイクを基とした新魔法の開発と、名倉が周公瑾に敗れたことで七草先輩が達也に接触するということで楽しみです。

恋する真由美先輩が可愛い!

あとがき

今回は270ページで久々に少なめなページ数?でした。去年の論文コンペのような理論系の話も少なかったので読みやすかったかなと思います。

そういや、今巻の挿絵が全然内容にそぐってない気がするのですが何故でしょう…。

2022.6.11