心和のラノベ感想

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魔法科高校の劣等生13 スティープルチェース編 感想

魔法科高校の劣等生13


今回は、劣等生13巻です。

ティープルチェースは、九校戦の新種目の名前。新種目もあった2回目の九校戦は、優勝争いが主眼というよりも、九島家の実験に伴う各勢力の動きに注視する展開でした。

あらすじ

達也たちにとって、2度目の九校戦。しかし、直前で3つの種目が入れ替えになっただけでなく、追加された競技が軍隊向きのものばかりだった。

一方、九島家では水面下で、パラサイドールの実験を目論んでいた。その試作の披露が、新種目の1つスティープルチェースで行われようとしていた。

感想

今巻は、2回目の九校戦が舞台でありながら、その実、九校戦自体はあまり描かれず、裏でのやり取りが中心の話でした。

まぁ、結局九校戦は一校が今回も総合優勝で幕を閉じて、深雪も大活躍でした。この辺りのサブストーリーは今後収録されることを楽しみにしたいです。

九校戦で言えば、四校に入った黒羽姉弟の活躍も見られました。2人が四校に入ってたの忘れてました…(汗)。そういえば、表紙はこの2人。

裏でのやり取りの方ですが、やはりここでも達也の強さ、四葉家の強さが如実に現れた形でした。結果的には九島家の敗北というか未遂で終わったというか。直接の戦闘はなくて、火がつく前に決着がついたというか。

真の敵は周公瑾なのでしょうか。彼の力もまだ計り知れない所があるので、今後の展開が読めないですね。ただ、今回は国内での勢力争いが起こらなかっただけ、計画は阻止出来たという事だと思います。

今巻での印象深いシーンは、戦地へ赴こうとする達也を引き留める深雪のシーンでした。達也は巻き込まれ体質と言われますが、自らの責務のように動く部分もあるにはあるので、ハッとさせられる場面だったと思います。

とまぁ、大枠としては九校戦で水面下で実験が行われようとしていた所を、事が起きる前に制圧したという話でしたが、所々に小ネタや各キャラの関係性や後々の細かい伏線?とか七草先輩のあの姿とか、言及はしないものの色々あったので、やはり原作読むのが大事だなぁと思いました。

あとがき

穏やかな学園生活、とはいきそうもありませんね。徐々に各勢力の考え方が分かってきたり、軍関係の動きも出てきているので、次回はまた戦闘になりそうです。

エリカの幹比古いじりはいつ見ても面白い!

2022.6.9