心和のラノベ感想

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魔法科高校の劣等生31 未来編 感想

魔法科高校の劣等生31

今回は、劣等生31巻です。

表紙は、深雪ですね。ほぼ戦略級魔法の「氷河期(グレイシャル・エイジ)」を使用するという活躍がありました。

また、裏表紙は寝坊するリーナを起こす水波ですね。リーナの寝癖に大分誇張がありますが笑。

あらすじ

2097年8月4日、後に『巳焼島事変』と呼ばれる事件が勃発。エドワード・クラークによるパラサイトを率いた攻撃に加え、戦略級魔法『シンクロライナー・フュージョン』の遣い手であるミゲル・デュアスも介入。

そして、それに乗じてベゾブラゾフの復讐が行われようとしていた。迎え撃つ四葉家の面々、達也、そして達也から授かった深雪の新魔法が炸裂する__

感想

今更なんですが、達也はどうやって『マテリアル・バースト』を入手したんだろうなーと思います。実際、本編には開発の試行錯誤はなく既に持っていましたからね。

とは言え、今回(というか灼熱のハロウィン以降)は達也は戦略級魔法を使ってないですし、使わずとも敵国に対して、抑止力になり得るという…。十師族ェ…。

深雪の新魔法も、敵艦隊の無力化に大きく貢献していました。殲滅ではなくて、自己防衛という建前が必要だったと。達也のお隣で戦いたい!と主張しつつ、お背中を支え続けます!と丸め込まれる深雪が微笑ましいです。

あらすじには書きませんでしたが、リーナが退役をして自由になったことも大きかったです。ようやく来訪者編の伏線回収と相なった訳ですね。p123の憑きものが落ちたような表情のリーナが印象的でした。

そして、今回は光宣はお休み。本当、一回も光宣という文字を見なかった気がします。どう決着が着くんでしょうね…、日本に攻撃を仕掛けなければ放置もありな気はしますが、不安分子を放っておくのも微妙?

それから、藤林の件とイギリスの件も全く触れてなかったですね…。逆に、模擬九校戦をやろう、みたいな話も出てましたが、これも次回回収されるかな?

作者あとがきで語られる未来の解釈については、難しいですね。肯定的に見るか、否定的に見るか、希望的か悲観的か、ということかなと思いますが、未だ来ていないことだからこそ、誰にも分からない事で、出来れば希望を持って観測したいものです。

あとがき

完全無欠な勝利という感じでした。他人の魔法を考察して自分の物にしてしまう達也がまた末恐ろしい。

にしても、次回で最終巻だとは予想つかないなぁ…。光宣との決着、世界平和の足掛かりの提示、卒業というところでしょうか。

2022.7.27