今回は、がのラブ2巻です。
表紙を飾るのは早乙女カレンですね。今巻では、玉の輿を狙うカレン回となっています。シンプルに絵が可愛い。
あらすじ
カレンは前回知り合った伊集院とは、喧嘩別れになってしまったという。それからも、金持ち狙いの筈がどこか自分の婚活に真剣味が感じられない。
そこで、縁太郎はカレンの玉の輿を目論むそもそもの原因を探っていく。自分の結婚観を見直したカレンが出した答えとは__。
感想
1巻の感想はあまり肯定的な内容ではなかったんですが、この2巻は面白かったです。
どこに差があるのかなぁと考えてみると、やはり1巻は出だしなので、短い中で物語の設定とか色々と風呂敷を広げ過ぎてしまうのかなと思います。
その一方で、今巻ではカレンというヒロイン1人に絞って深掘りした上で、気持ちの移り変わりがしっかり描かれていた点で良かったと思いました。ページ数も、前回220ページに対して、今回が300ページ弱ありましたし。
がのラブのストーリーの筋道、方向性も見えてきました。婚活だから、会員が各々上手くいくのかと思いきや、やはり縁太郎への矢印が増えていくようです…。とにかく、今巻ではようやくラブコメ色が出てきたので、そこも良かったと思います。
カレンの玉の輿狙いは、実は元上流階級時代の年齢が近いメイドの為ということが判明して、それでもやっぱり自分の幸せの為にやるのが婚活というもので、それにカレンが気付いたことで縁太郎へ意識を向ける、あの車窓のシーンはエモかったですね。
あとは、カレン回と言っても、結衣との制服デートも外せないですね。初な感じとか諸々好きな要素しかない…。それと、蒼梨のアカウントを知らぬ間に知ってて、引かれてるシーンは面白かったです。
読者としても、結衣がパリピ坊主と付き合おうとしているのはモヤモヤしましたが、あの坊主良い奴だった笑。
あれ?神田祭で高木さんどうなった…?!
あとがき
そろそろ結衣父出てきてもおかしくなさそうだなー。さて、次回は牡丹回かまひる回か。みんな恋のライバルになっていくんですかねぇ…。
そういえば、春雷って春を告げる雷のことらしいですよ。春=恋?
2022.4.15