今回は、小悪魔ティーリと救世主⁉︎2巻です。
水着回に加えて、天使の新キャラ2人と悪魔の新キャラ1人が登場して、物語の核にも少し触れるようなそんな巻でした。
あらすじ
聡一郎の家に突如として現れた男女。その正体は、エリーゼの兄ルシオンと妹のリズであり、片翼のティーゼの調査及び聡一郎の監視を目的としていた。
夏休みが始まり、ティーゼと共に海へとバイトに行く聡一郎。それにルシオンとリズ、そして荒崎も同行することに。一向にバイトをしないティーゼは、聡一郎と口喧嘩をしてしまう。
そんな時、ふらっと現れた千沙と名乗る女性に聖水を飲まされたティーゼは意識を失い__
感想
読み易いんだけど、その分総じて内容も薄いかなぁと思いました。そもそも論、天使が小悪魔のティーゼの救済を手助けしてしまって良いのかな、と。何か思惑があるんでしょうか。
ただ、今巻でかなり世界観は広がったと思います。聡一郎は、大天使となるか魔将となるかどちらの可能性も孕んでいる訳ですね。
そして、ティーゼが人間界に来た理由の断片が明かされて、何故か同族の悪魔から狙われていることも判明しました。
にしても、ルシオンは良いキャラしてましたね笑。オタク文化に寛容な天使ね。そして、殴られキャラというか残念キャラがお似合いみたいな。
聡一郎もティーリも親がいないという点では共通点があるんですね。お互いが孤独を埋め合うというのは良い関係性です。終盤のちょこんと布団から顔を出して話すティーリが可愛い。
あとがき
人間で坐らにして、天使に近付いてしまった聡一郎が次回どうなっていくのか楽しみです。
2022.3.8