心和のラノベ感想

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ソードアート・オンライン19 感想

ソードアート・オンライン19


今回は、SAO19巻ムーン・クレイドルです。キリトとアスナアンダーワールドで過ごした200年の内の一部を切り取った話のようです(とは言え、アスナはお留守番ですが)。前回の終わりの方で、SFっぽい感じありましたが、そこに辿り着くまでの機竜の作成風景なんかも随所に見られました。恰も月やら火星やらを目指すロケット事業のようでもありますね笑。

あらすじ

アンダーワールド大戦ののち、人界ではキリトとアスナ、ダークテリトリー側ではイスカーンとシェータが頭首となり、多種族間でも和平が結ばれ平穏が訪れていた。しかし、キリトは肥沃な人界と瘠土なダークテリトリーという状況から、近い内にまた戦争が起こることを危惧していた。

そんな折に、人界にて殺人事件が起きてしまう。ゴブリンに嫌疑がかけられたことで、キリトは整合騎士見習いとなったロニエと共に、イスカーンらに会いに行くも、またしてもそこで事件が起きてしまい…。

感想

話の流れとしては、圏内事件を彷彿とさせるものがありました。禁忌に背けないアンダーワールド人がどのように殺人を成し遂げたのか、次回楽しみな所です。

また、前回18巻のラストでティーゼとロニエそれぞれの子孫が出ていたので、結婚はしたんでしょうがユージオとキリトへの恋心は吹っ切れたのかも次回見所かも?知れません。

アリシゼーション編は長くて、それ故に様々な物語があった訳ですが、その関係の変化を見るとしみじみとしますね。イスカーンが良いお父さんやってたり笑。昇降係の子に名前が付けられていたのもエモかったですね。

ムーン・クレイドルというサブタイトルについて。これは、262ページの「夜空にひっそりと浮かぶ三日月が、たくさんの命を育む揺りかごであるかのように感じられて、ロニエはそっと月に向けて左手を伸ばした。」という一文に集約されそうです。うーん、ロニエもキリトと同じ現実に行ってみたいのでしょうか。

ラースは、アンダーワールドを作る時に、《終わりの壁》の先も見据えて作ってたのかな…?

あとがき

この時のアンダーワールドは、現実世界の500万倍のスピードで流れてるって本当に凄まじい…⁉︎超浦島太郎だなー。

2022.2.8