今回は、しおあま1巻です。既に5巻まで刊行されている本作ですが、ニュースで漫画の方が取り上げられていて、そろそろ読もうか…という事で読みました。
ラノベの良い所の1つとして、流行をどんどん取り込んでいけるところも大きいと思います。今巻で言えば、タピオカとインスタですかね。逆に今となっては少し古くも感じてしまいますが…笑。
あらすじ
可愛いと美人の中間にいるような彼女、佐藤こはるは別名"塩対応の佐藤さん"と呼ばれていた。
一方、cafe tutujiを実家とするそこそこなイケメン、押尾颯太。
この2人は、実のところ高校受験の会場での一幕で両片想いとなっていた。初心で不器用な2人の恋の行方は__
感想
なんか今回書いたあらすじ、自分でも商業的な謳い文句みたいだな笑。全然内容に踏み込まないパターンですね、これは。
さて、単刀直入に言って僕は今作品について、あまりハマらなかったというのが正直なところです。
塩対応と甘さのギャップがあまり感じられないとか、佐藤さんの友達欲しいのに周囲に冷たく接してしまう、あり得ないほどの写真下手さの設定の飲み込めなさとか、思ったほど甘さが足りないかなとか、両片想いが少しくどいかなとか、色々理由はありますが、面白い面白くないは大雑把にフィーリングなとこがあるので、ピンと来なかったら自分には合わないのかな、と。
天使様もまだ1巻しか読めてないですが、すぐ2巻にいってない所からするとそれほど個人的にハマってないのだろうし、甘々ジャンル適正が無いのかも知れません。ただ、これが世間的には支持されているのであれば、やはりラノベは対象年齢低めなのかなと思ってしまいます。
良かったところは、佐藤さん目線が入っているところです。ラノベは基本男主人公で、一人称が多いので、そういった部分は新鮮でした。まぁ、ほぼ焼き増しというかお互い同じ事考えてるだけな気もしますが笑。女心が知りたいのなら少女漫画読めって話ですよね。
あとは、タイトルは良いですよね。塩対応だけど、佐藤(砂糖)さんという相反的な感じ。主人公の押尾も多分"お塩"って事なんでしょう。ハッピーシュガーライフ!
それと、タピオカチャレンジって初めて知りました。あの佐藤さんは可愛かった。水も滴って服が濡れ濡れ透け透けになって…、かなり背徳的ですね。
ラスボスと思われた佐藤父も大したことなかったですね。寧ろ過保護のカホコだったという。俺ガイルのゆきのんママくらい頑張って欲しかったです。
作者さんは筋肉好きなのかな…⁈
あとがき
フィクションに現実持ち込むなと言われたらそれまでなんですが、論理的で説得力のある展開が自分の好みかなと実感しました。
両片想いが両想いになってこの先どう続いていくんでしょうか(※現在5巻まで刊行中)。凛香ちゃんが奪い愛に参戦するのかな?
tutujiとtsutsujiどっちが正解?
2022.2.10